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金メッキ品の金杯も買取できる?【24kgpなど刻印の意味や、買取店選びのポイントを紹介】

古い荷物を整理していたり、亡くなった方の遺品整理をしているときに金杯を見かけることがあります。

金杯


使う場面のないものは廃棄されることがほとんどですが、中には思わぬ価格で買い取ってもらえるものもあります。金杯もそんな可能性がある品物です。

ここでは金杯の価値の見分け方や買取依頼のやり方などを解説します。




金杯とはどんなもの?

聖杯



記念品や賞品として利用される金杯

杯(はい)とはさかずきとも読み、お酒を注ぐのに使われる道具です。形状は数種類ありますが、底の浅い皿やお猪口に足がついています。漆器、銀、ガラス、陶磁器などで作られたものもあり、金で作られたものを金杯といいます。

金以外の材料で作られたものでも、意匠に凝ったものは工芸品として高く評価されることもありますが、金杯は工芸品としての価値より金そのものが高価な鉱物であるため、金杯に使用されている金の量(重さ)が価値の基準となります。


金杯は金でできているの?

様々な杯のなかで金が使われているものを金杯と呼びますが、その全てが純金ではありません。金杯は純金で作られているものと金メッキのものがあります。特別な記念品や神社の催事で使われるような古くから受け継がれてきたものには純金のものもありますが、いろいろな祝い事で使い回されるようなものや安く仏壇や神棚を設置したいといったケースでは手軽な金メッキ製金杯が利用されます。

金メッキの金杯の本体は鉄や木、アルミニウムなど様々です。利用された材質によって純金かメッキ製品か見分けることができます。本体に押されている刻印でも見分けられます。


個人的なものでも買い取ってもらえるの?

永年勤続表彰や何かのコンテストの優秀者に贈られる金杯には、主催団体の名称や表彰者の氏名が記載されていることもあります。

記念品としての価値は受け取った当事者だけのもので、第三者の記念品が特別な価値を生むことはありません。そのため、個人的な記念品金杯は売れないのでは? と思われる方もいらっしゃいます。

しかし、買取業者では基本的に金製品は一旦融解します。その後、金だけを取り出して金の塊(インゴット)として金市場へ売却します。そのため、個人の氏名や社名などが刻印された金杯でも、他の金杯でも同様の基準で査定を行います。




金製品と金メッキの見分け方

インゴット



品物の重さをチェックする

純金の金杯と金メッキの金杯を見分ける方法はいくつかあります。その中でも比較的手軽な方法が重さを比べることです。

金は非常に重たい金属です。鉄1立方センチあたりの重さが7.87gであるのに対して、金は19.32gと倍以上の重さがあります。杉やひのきなどの木材だと0.4g前後しかありません。持ち比べて見てずっしりした重みが感じられなければ、金メッキと判断してもよいでしょう。

純金の指輪やアクセサリーをお持ちなら、大きさに対して金がかなり重たい金属であることも実感いただけることでしょう。

しかし純金の重さを実感した経験がない場合、鉄に金メッキでも十分に重たいのではないかと感じてしまうかもしれません。そのような場合は鉄と金の持つ金属の特性を利用して見分けることができます。


磁石につくかどうかをチェックする

鉄のもっとも顕著な特徴に磁石にくっつくという性質があります。一方で金は磁石には反応しません。金杯に磁石を近づけてみてくっつくようなら明らかに鉄に金メッキをしたものだと判断できます。

ただこれは鉄製かどうかの判断しかできません。金の重さに近づけるように鉄以外の金属や合金が使用されている場合は磁石が反応しないことがほとんどです。磁石で判断できるのは鉄に金メッキかそれ以外かを区別するだけなので、判断材料のひとつとして捉えておきましょう。


品物につけられた刻印で確認する

金杯を製作した企業が材質を区別するために刻印を押しているケースがあります。知識がないと何を表しているのかわかりませんが、それほど複雑な分類ではありません。この機会に見分け方を紹介します。刻印は金杯の裏側(台座の裏)に押してあります。

金杯は金メッキのものが少なくありません。メッキと純金を事前に判断することは、売却するかどうかの大きな判断材料にもなります。また次項と合わせて金メッキと純金についての基礎知識を知っておくことで、売却査定額で買いたたかれるのを避けたり、売却時期を見極めたりする参考になります。




金製品と金メッキの刻印の意味

刻印付きインゴット




純金の刻印

貴金属製品の品質証明として刻印が用いられるようになったのは1,300年代のイギリスが最初といわれています。単に刻印と呼ぶ場合もありますが、イギリスの金細工職人ギルドであるゴールドスミスホールで打刻されていたことから、ホールマークと呼ぶこともあります。

日本では1929年に国の検定が始まりましたが、品位表示のみで造幣局証明記号がないものも多くあります。

品位表示とは金属中に含まれる金の割合です。世界的には1,000分率で表示しますが日本は24分率(Karat=カラット、宝石重量のcaratとは異なります)で表示しています。例えばK24は純金です。ここまでが品位表示です。K24に続いて日本の旗とひし形の中に1000という千分率があれば、造幣局も検定済みの純金という更にしっかりとした証明になります。

よく耳にする24金や18金という名称は金の品質表示です。18金は品位表示でK18と表され、75%金が含まれているという意味になります。また稀にKでなくAu(金の元素記号)が使われている場合もあります。K18をAu750というように表記します。


金メッキの刻印

金杯に使われている合金に金が含まれている場合は前節のルールの刻印で終わりです。24分率あるいは1,000分率で表記された数値が大きいほど純金に近づきます。

メッキ製品の場合は、金の品位表示のあとにメッキ方法やメッキの厚さについての表示がついてきます。メッキ刻印の一覧を提示します。

GP、GE、GEP、HE、HGEは使われたメッキ方法による表示の区別です。1M、3M、5Mは1ミクロン、3ミクロン、5ミクロンなどメッキの厚さを表す表記です。

またメッキではなく、薄い金箔を貼り付けたものもあります。この場合の表記は、GF、GR、GS、RGPがあります。

24K-GPという刻印の場合は純金(24金)を使った金メッキという意味です。


わかりにくい場合は専門店に相談を

基本的に上記のルールで刻印がされているはずなので、丁寧にチェックすればどのように作られた金杯であるかを判断することができます。例外としてK18のように前にKがつかずに18Kのように後にKがついた刻印(アトKと呼びます)製品もあります。K18なら75%金が含まれているはずですが、アトKの18Kの場合は品位が低いものやまったく金が含まれていないものもあります。この場合は専門店による鑑定がないと素性が判断できません。その他のケースでも、疑問点がある場合は気軽に専門店にお尋ねください。




金製品、金メッキ製品の買取事情

貴金属取引



査定のポイントは金の含有量

個人に贈られた金杯の買取でも触れましたが、多くの場合金製品の買取査定のポイントは含まれる金の重さです。K18よりもK24のように含有率の高いもの、そして全体の重量が重いものほど、高価買取が期待できます。

もうひとつ押さえておきたいのが、金の市場価格です。

例えば、とある取引において2023年5月25日の店頭買取価格は金9,529円/g(税込)でした。これは前日よりも37円下がっており、できれば前日に売った方が買取額も高くなったというケースです。

もう少し長い期間で金相場をチェックすると、同年4月11日は9,342円/gと100円近く低い買取額でした。短期で数十円の増減はあってもいまのところはまだ相場は上昇中であることが予想できます。まだ上がるはずと悠長に構えていると、いつのまにか下がりはじめてしまうこともあります。直近の相場をチェックしながら、少しでも高く売れるようにしましょう。

あくまでも参考価格ですが、K24で250gの金杯を上述の5月25日の金相場価格で計算すると、238万2,250円にもなります。30gほどの小さな金杯でも28万5,870円です。


アクセサリーならジュエリーやその他の金属も査定対象に

金杯は大小や形状の違いはあっても基本的には台座のついたさかずきです。工芸品や美術品としての価格が加算されることはあまりありません。古い神事に使われていたとか、奉納舞などで使われる神具であったなど歴史的な価値が認められれば値段が変わるかもしれませんが、そのような事例はほとんどないでしょう。

金杯ではありませんが、金を使ったネックレスやジュエリー、時計などは、販売ブランドの人気度や、金以外に使用されているプラチナなどの貴金属、ダイヤモンドなどによって買取額がプラス査定されます。破損したアクセサリーはブランド商品としての価値は下がってしまいますが、使用されている貴金属や宝石の価値は変わらないので、予想以上の価格で買い取ってもらえるかもしれません。


金メッキの金杯の対応はお店次第

金メッキの金杯の買取は対応する店舗で異なります。一般的にHPに掲載されている「よくある質問」などをチェックすると「メッキ製品はお取り扱いできません」と記載している店舗もあれば、店舗ブログで「メッキ品でもお越しください。ただ価格には期待しないでください」のように記載している店舗もあります。

メッキの金杯の場合、使用されている金の量は金杯1gに対して0.01g程度とごく少量になるケースもあります。この場合、100gの金杯でもメッキあれば1gしか金が含まれていない、という事になります。金相場をそのまま当てはめれば純金1gで数千円以上になりますが、メッキの金杯の場合数十円〜100円程度と記載のある例もあります。金杯からメッキの金だけをうまく分けることができるのか、どの程度のコストがかかるのかなどの買取業者ごとの事情も異なります。

金メッキの金杯を売ろうとするならば、あらかじめHPや店舗ブログをチェックして「金メッキも買い取ります」といったコピーや金メッキ製品の買取実績が確認できる店舗に問い合わせてみましょう。




メッキの金杯を少しでも高く売るコツ

くすんだ懐中時計



お手入れはメッキが剥がれないように注意

純金の金杯や含有量の高い金杯は少々汚れていても溶かして金だけを取り出すので、汚れが価格に与える影響はあまりありません。しかし、金メッキの場合そのまま雑貨として取り扱われることもあります。この場合はできるだけ汚れのない状態で売却する方が、多少でも査定額に影響があります。

また、金だけを取り出して価格をつけてもらえる場合でもメッキの剥げた場所が多いとただでさえ少ない金の重量がもっと少なくなります。

金杯はもちろんですが、その他の金メッキ製品(ブランドアクセサリーや仏具など)はメッキが剥がれないように金メッキの輝きを保つことが査定額アップにつながります。


皮脂汚れや汗の汚れは早く落とす

金そのものは化学変化に強い金属です。しかしメッキの場合は純金でなく合金が使われることもあるので、混ぜた金属が皮脂や汗に反応してくすんでしまう場合があります。土台をメッキでカバーしているとはいえ、小さな隙間から汚れが入り込みメッキの剥離や土台の変色が起こることもあります。

金杯でもアクセサリーでもついた皮脂や汗の汚れは保管前にきれいに落としておくことが大切です。

手軽な方法はメガネやスマホ画面を拭くための布で汚れをこまめに拭くことです。メガネクリーナーはレンズに傷をつけないように細かな繊維が使われているので、メッキに傷をつけたり、剥がれたりすることがなく汚れを落とすことができます。


古い汚れの対処法

使用当日にお手入れができなかったときや汚れが落ちにくいときには、ぬるま湯で流したあとガーゼなどの柔らかな布で水分を拭き取ってみましょう。

ぬるま湯に中性洗剤を少し混ぜてからすすぐのも効果的な方法です。

金以外に使われている金属が銀の場合は、重曹を使ったつけ洗いが効果的です。プラスチックの容器にくしゃくしゃにしたアルミホイルを敷き、沸騰直前のお湯に重曹を溶かし、数分つけておきます。大きな金杯の場合はつけ洗いが難しいこともありますが、柔らかな布に溶液を含ませて汚れた場所をゆっくりと丁寧に拭きます。布が落ちない場所ならパックをするように布をしばらくおいてもよいでしょう。

銅の酸化による黒ずみは酢で落ちることもあります。

いずれの場合もメッキを剥がさないことが大事なので、重曹液や酢へのつけ過ぎや力の入れ過ぎには注意が必要です。




まずは専門店へ気軽に相談

気軽に相談



LINEやメールで事前に相談

金杯の売却について、いろいろな情報をまとめてみましたがそれでも不安な方、近所に相談できそうな専門店がない方などもいらっしゃることでしょう。近年はネットや宅配便の物流網が充実しており、自宅にいるままで買取相談や実際の荷物の受け渡しが手軽にできるようになっています。

利用者の多いLINEなどのサービスや当たり前のインフラになったメールを利用して買取専門店に相談することができます。

金杯の写真を数枚(刻印があればそこは必ず)と、メッキでも大丈夫なのかなど聞きたいことを気軽にメールやLINEで送ってみてください。

あれこれ迷うよりも、専門家に任せることで安心して決断することができるでしょう。


送料無料の宅配買取

写真による簡易見積もりや売買における疑問が解消したら、正式に買取を依頼します。近所に店舗があれば、お持ちいただいても結構です。荷物を動かすのが大変だったり、近隣に店舗がない場合は、宅配買取が便利です。梱包に必要なダンボールや荷物を保護するための緩衝材が届きます。宅配便は着払いで送付できるので、申し込みと梱包の手間だけで簡単に買取を依頼することができます。

また、売りたいものが多いときやどれを売るか迷っているときなどは出張買取が便利です。その場で専門スタッフが査定と買取の手続きを行います。


丁寧な説明で納得の買取価格

メールでの相談や無料の宅配買取、訪問買取はいくつかの大手買取店が実施しています。いくつかの業者に見積もりをかけてみることもよい検討手段です。そのときに選択肢としておすすめしたい買取専門店のラフテルです。上記のサービスに対応していることはもちろんですが、ラフテルはそれぞれの分野に精通した目利きのスタッフを揃えていること、素人ではわかりにくい査定のポイントの説明にも定評があります。もちろん見積もり手数料、査定手数料などもかかりません。


▼買取専門店「ラフテル」の買取方法や流れ、査定手順についてはこちらから

まとめ:金杯を売るなら人気店がお得!

記念品や賞品として入手した金杯はメッキのものが少なくありません。メッキ製品は金杯に限らず使用されている金の量も少なく、買取店によっては受け付けてもらえないケースもあります。

その点、世界各地に豊富な流通ルートをもつラフテルでは個々のお客様に合わせた最善の買取額を提示できます。売買の手間も少なく、査定理由の丁寧な説明などの接客姿勢もおすすめポイントです。

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