名前:A様
年齢:70代
所在地:仙台市
買取した商品:日本刀 刀 拵えセット 在銘 表:相模守藤原宗国 裏:真十五枚甲伏造 長さ 73.2cm 刀身重量約871g 錆あり
買取した品物のご紹介
今回買取させて頂いたのは日本刀 刀 拵えセット 在銘 表:相模守藤原宗国 裏:真十五枚甲伏造 長さ 73.2cm 刀身重量約871gになります。
お客様自身ので購入されたものではなく、ご自宅で所有されていたもので高額で売れるならと来店頂きました。
状態
錆あり
査定額
25万
査定ポイント紹介
処分したい日本刀を売る前に、銃砲刀剣類登録証を用意しましょう。
登録証は刀の売買に必要な書類で、これがなければ売却するどころか、所持すると法に抵触する恐れがあります。
登録証は、所持している日本刀の種類や特徴などが記載されていて、刀の持ち主が保管します。
つまり、刀を売却する際は、登録証も名義変更が必要です。
「銃砲刀剣類登録証」の付いていない刀剣類のご売却をご検討の場合、所轄の警察署の担当部署(生活安全課)に「発見届」の手続きをしてください。
必要なものは、発見された刀剣と印鑑および身分証明書です。
従来から設定されている日本刀のランクは、切れ味によって分けられています。
上から最上大業物・大業物・良業物・業物となります。江戸時代の書物になりますが、懐宝剣尺(かいほうけんじゃく)では、日本刀を切れ味別に格付けしています。
仕上がりの良さ別のランクもあり、それは上位から最上作・上々作・上作・中上作となります。当たり前ですが上位に格付けされた刀であればあるほど、買い取り価格も高く、破格の値段がつけられることも珍しくありません。
人気の作者が作った刀だからという理由で評価されるものもあります。
たとえば、村正や正宗は、人気の作者ですが、彼らが作刀した刀は、高く売買される傾向があります。源清麿には、過去に数億円がつけられました。
このように、日本刀の価値はさまざまな角度から評価されますので、誰が作ったかわからない刀でも、専門家から高評価される可能性も出てきます。
できるだけ高く売るなら、日本刀に精通した鑑定士に査定してもらうことをおすすめします。日本刀を専門に買い取るお店や、買取実績が豊富なお店を選ぶのが無難でしょう。
古美術品は古いものに価値がありますが、保存状態が悪ければ、買い取り価格は大きく下がってしまいます。
現在刀は使うよりもコレクションすることが目的になりますが、戦国時代は消耗品で、使い古されたものは破棄されるのが当たり前と考えられていました。
劣化して使い物にならなくなった刀が多い中で、後世に受け継がれ現代にきれいな状態を保ち続けたものには価値があります。
保存状態が良ければよいほど買い取り価格はアップします。
保存状態の良い刀は、誕生した当時に近い状態のことを言います。
時代を超えて光り輝く日本刀には、高い値がつきます。
傷がついたり錆びていると、価値が下がってしまいます。
ただし、保存状態の良し悪しには好みがあり、鑑定士によっても評価が分かれます。
たとえば刀についた傷は保存状態が悪い結果と見なされがちですが、鑑定士の中には、戦いによってついた打ち傷(誉れ傷)であるから、マイナスではないとする人もいます。
日本刀特有の、刃紋の見え方についても同じことが言えます(ただしサビが広がっている場合は、減額の対象になります)。
刀の評価は、素人では判断を下しにくい部分がたくさんありますので、自己判断で売買を決めるのではなく、一度専門家に鑑定してもらうことをおすすめします。
専門家は一見きれいに見える刀でも、詳細を調査し、傷がないかどうかチェックし、その刀の真の価値を評価しようと努めます。
特別保存刀剣に分類される刀は、保存状態が命と言われるほど、保存状態が大きく買い取り価格に影響します。
サビや刃こぼれがあると、減額の対象になってしまいますので、注意が必要です。
A様は錆を気にされておりましたが、大きな劣化には繋がっておらず高額での買い取りになりました。
まとめ
日本刀の買取相場価格や高く売るコツなどについて解説しました。
刀の買い取り価格は、保存状態や作られた時代、作者などに影響されます。
素人では真の価値を見極めることが難しいので、できるだけ専門家に鑑定してもらうことをおすすめします。
保存状態を良好に保ち、信頼の置ける確かな買取店に査定を依頼すれば、日本刀を高く売ることも夢ではありません。
日本刀の買取相場価格や刀について少し知識をつけて、買取専門店に依頼しましょう。
依頼先のお店は、買取相場価格に敏感で、刀の買取実績が豊富なラフテルがおすすめです。