名前:K様
年齢:70代
所在地:川崎市
買取した商品:日本刀 刀 在銘 表:肥後同田貫延寿宗廣 裏:文久二年八月日 寒山鞘書 長さ 70.50cm 刀身重量約681g 錆あり ※刃こぼれ
買取した品物のご紹介
今回お買取りした商品のご紹介をさせていただきます。
日本刀 刀 在銘 表:肥後同田貫延寿宗廣 裏:文久二年八月日 寒山鞘書 長さ 70.50cm 刀身重量約681g 錆あり ※刃こぼれ
こちらのお品物はお客様のお父様がお持ちの物でしたがご実家を取り壊すことになり、今の住居では飾る場所も無いため査定をご依頼されました。
状態
それでは状態を見ていきましょう。
切先に錆びが浮かんでいるのが見受けられます。
登録証も一緒にあります。
査定額
今回の査定額は¥200,000-とさせていただきました。
思わぬ高額査定に大変お喜びいただきました。
査定ポイント紹介
それでは査定のポイントを紹介いたします。
「肥後同田貫延寿宗廣」は、江戸時代に活躍した名工とされ、同田貫派は肥後国(現在の熊本県)を拠点にした刀工集団で、実戦刀を作ることで有名です。
同田貫派の刀は、特に切れ味の良さと頑丈さで評価されています。
そのため、この刀工による作であれば、歴史的価値が高く、コレクターに人気があります。
ただし、真贋の確認が必要です。
表銘に「肥後同田貫延寿宗廣」、裏銘に「文久二年八月日」とあります。
在銘であることは、刀の価値を大きく高める要素です。
裏銘の「文久二年八月日」(1862年8月)から、幕末の作品であることがわかります。
この時代背景が評価に加わり、歴史的価値があると見なされます。
また、寒山鞘書(専門家による鑑定書や記録)がある場合、それが刀の正統性を裏付けるものとなり、価値がさらに向上します。
刀身の状態は査定において非常に重要です。
長さ70.50cm、重量約681gという寸法は、標準的な打刀(長刀)のサイズです。
しかし、「錆あり」「刃こぼれあり」という記載があることから、刀身の保存状態に問題があることが分かります。
錆は美観を損ねるだけでなく、刀身の金属を劣化させるため、評価が下がります。
特に深刻な錆が刀身に広がっている場合、修復が難しくなるため、価値が大幅に下がることがあります。
刃こぼれは実際の使用による損傷を意味しますが、これは査定においてマイナス要素です。
特に、刃の重要な部分に大きな刃こぼれがある場合、修復の難易度が高く、価値が著しく低下します。
日本刀の美しさを決定づける重要な要素の一つが「鍛え肌」と「地鉄」です。
鍛え肌とは、刀身に現れる独特の模様で、刀工の技術が表れる部分です。
地鉄の美しさや、地肌の状態が良好であればあるほど、刀の美術的価値が高まります。
刀の査定において、寒山鞘書や鑑定書、登録証などの付属品が揃っているかどうかも重要です。
これらが揃っている場合、刀の来歴や正統性が証明されるため、査定額が向上します。
特に、著名な鑑定家や機関からの鑑定書がある場合、その信頼性が高まり、コレクターの間で高値がつくことが期待されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は日本刀 刀 在銘 表:肥後同田貫延寿宗廣 裏:文久二年八月日 寒山鞘書 長さ 70.50cm 刀身重量約681g 錆あり ※刃こぼれを紹介させていただきました。
また、日本刀以外にも、貴金属、宝飾品、時計、お酒、ブランド品、古銭、切手、テレホンカード等々買い取らせていただいております。
押し入れやタンスの中で眠っているだけのお宝があるかもしれません。
そのまま処分するだけであれば0円、物によってはお金が掛かってしまうことも有りますので、一度査定だけでもいかがでしょうか?
売れるもの売れないものでご不明なことがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
従業員一同、皆様のご来店をお待ちしております。