名前:U様
年齢:70代
所在地:東金市
買取した商品:パールネックレス イヤリングK18WG 585丸玉8.9㎜ 丸玉7.9mm 約3.5g 約40.0g
買取した品物のご紹介
今回依頼頂いたアイテムはパールネックレス、イヤリングの2点セットになります。20年ほど前に購入し使用していない為査定に来たとの事です。

状態
アイテムの表面や状態を細かく見させて頂きました。

ネックレスのパールは8.9㎜~7.9㎜の大きさでテリも良い状態です。

留め具部分もK18WG使用で査定にプラスポイントです。

続いてイヤリング、ネックレスよりも一回り小さいサイズです。

キャッチ部分は585刻印で14金が施されプラスポイントです。
査定額
¥60,000円
U様は1万円いけば良いと思っていたらしく大変喜ばれておりました。
査定ポイント紹介
パールネックレスの査定は、ダイヤモンドなどの宝石とは異なる独自の評価基準があります。高額査定を目指すために重要なポイントを以下にまとめました。
1. 真珠の「5大評価基準」(プラス「傷」)
真珠の価値は、以下の6つの要素によって決まります。これらは鑑定書にも記載される項目で、査定の際に最も重視されます。
1. 照り(テリ):
最も重要な要素。 真珠の表面に映り込む光の強さ、鮮明さ、輝きの深さのこと。真珠内部から光が湧き出るように見えるものが最高級とされます。自分の顔や景色がはっきりと映り込むほど、照りが良いと評価されます。
汗や化粧品などで照りが失われやすいため、日頃のお手入れが非常に重要です。
2. 巻き(マキ):
真珠層の厚みのこと。核の周りに真珠層がどれだけ均一に厚く巻かれているかを示します。巻きが厚いほど深みのある照りが生まれ、耐久性も高まります。
厚く均一な巻きの真珠は、変色しにくく、長持ちするとされています。
3. 形:
真円に近いものほど価値が高くなります。特にアコヤ真珠では真円が高く評価されます。
ただし、バロックパール(不定形)やドロップ型(涙型)など、個性的な形であっても、その形が美しく、希少性がある場合は高い評価を受けることもあります。
4. サイズ(大きさ):
一般的に、真珠は粒が大きいほど価値が高くなります。特に、アコヤ真珠で8mm以上、南洋真珠で10mm以上の大粒は希少価値が高く、高額査定につながりやすいです。
5. 色:
真珠そのものの色(実体色)と、光の干渉によって生まれる表面の色合い(干渉色)があります。
アコヤ真珠: ホワイト系(特にピンク系の干渉色を持つもの)が人気です。
黒蝶真珠(タヒチアンパール): ブラックからグレー、グリーン系が多く、特に孔雀の羽のような色合いを持つ「ピーコックカラー」は非常に高く評価されます。
白蝶真珠(南洋白蝶真珠): ホワイトからシルバー、イエロー(ゴールデンパール)など。ゴールデンパールは色が濃いほど価値が高まります。
色が濃いものや、その真珠の種類で人気の色が評価されやすいです。
6. 傷(キズ):
真珠の表面に傷やエクボ(天然由来の小さな凹み)が少ないほど高評価です。真珠は非常にデリケートなため、無傷のものはほとんど存在しませんが、目立つ傷が少ないほど査定額は上がります。
ネックレスとしての評価ポイント
連相(れんそう):
ネックレスの場合、連なっている真珠の品質(照り、巻き、形、色、サイズ、傷)がどれだけ揃っているか、均一であるかが重要です。粒ごとの差が少ないほど、ネックレス全体の美しさが増し、高く評価されます。
珠の並び方:
珠の並びがまっすぐで、たるみがないかどうかも確認されます。糸の緩みや切れは減額対象になることがあります。
金具(クラスプ):
ネックレスの留め具(クラスプ)の素材(シルバー、K14WG、K18、Ptなど)やデザインも査定に影響します。ダイヤモンドなどが装飾されている場合は、その宝石の価値も加味されます。ブランド品の場合は、ブランドロゴが入ったクラスプであることも重要です。
これらのポイントを参考に、査定しております。
まとめ
最後に、ミキモト(MIKIMOTO)、タサキ(TASAKI)などの真珠専門の有名ブランドや、カルティエ、ティファニー、シャネルなどのハイブランドのパールネックレスは、ノーブランド品に比べて高額査定が期待できます。ブランド独自の鑑別基準や保証があるため、信頼性が高く評価されます。
お手元に使用していないパール製品がありましたら是非弊社までお問い合わせください。