中国切手買取実績 中華人民共和国開国15周年記念
お客様情報
お客様: M様
所在地: 埼玉県
年齢: 60代(女性)
買取方法: 店頭買取
売却品: 中華人民共和国開国15周年記念 小型シート
買取を依頼した理由
今回の切手は、私が主人と70~80年頃に中国旅行にいったときに記念の御土産として買ってきたものですが、当時の中国では、革命の騒乱が終息して、日中の国交が良くなってきていた時期だったので、観光がしやすくなっていました。
観光地では、外国人の方達を対象にした御土産品がたくさん売られていましたが、おおきい物だとかさばるので、持ち運べるものを選んできました。
いろんなタイプの中国切手が売られていたのですが、どれを買えばいいのか迷っていたら、店主の方が「このアルバム切手だったら、数年後、価値が上がっているかもしれませんよ」といっていましたが、ほんとうに切手に価値なんて付いていくのか半信半疑だったのですが、価値云々よりも中国の御土産であったら何でもよかったので、お手頃な値段だったこともあり、とりあえず買うことに決めました。
そのとき数冊まとめて買ったのですが、そのいくつかを親類縁者に御土産として配りましたが、一冊だけは、中国観光にいった記念として保存しておくことにしました。
そのことも記憶から薄れていたときに、最近、自宅の整理をしていたときにホコリを被った状態の中国切手がでてきました。
そういえば、中国旅行にいったときに、ひとつだけ中国切手のアルバムをそのまま手元に残していたことを思い出しました。
このまま捨ててしまうと、もったいないので、一度、どこかに持っていってみてもらうことに決めました。
インターネットで調べ、中国切手を細かく丁寧にみて頂いたうえ、一枚数十万もする切手が含まれていたなんて、まったく思いもよりませんでした。
お客様アンケートより(※アンケートは、お時間ある人にだけお願いして書いてもらっています。任意ですので、お気軽にお断りください)
買取金額
123,000円
中国切手、査定したポイント
中国切手のなかでも1964年に発行された希少価値のある切手になります。
中華人民共和国の建国は、毛沢東を筆頭とする中国共産党が国民党を打倒することで、共産主義を推進するかたちで1949年に建国宣言がなされました。
共和国の最高指導者の地位にあった毛沢東は、数年間で経済的に躍進を遂げられるように農業と工業の増産をかかげながら、一方では、形骸化した封建的な文化や利潤を追求するような資本家たちを批評する立場で、より公正な社会を目指していける社会主義を推奨する文革を断行しいきました。
これらの壮大な計画を立案した中国共産党は、政策を強行していくなかで、意図したような成果をあげることができなかったようです。
そのため毛沢東は、国家主席を辞任することで、中国共産党は、あらたに経済再建を目指していくことになります。
その毛沢東時代(1949年~1978年)の名残を記念した切手は、中国にとっては、新国家を樹立した象徴でもあるので、中国切手のなかで、革命を成し遂げた人物がモデルになっている切手は、高額対象の切手になっています。
中華人民共和国の建国15周年を記念して発行された切手は、小型シートのものと、三分割された三種完の切手があります。
今回、査定した、「紀106m 中華人民共和国開国15周年記念 小型シート」は、保存状態が良かったので、このお値段で買取させて頂きました。
中国切手買取 まとめ
中国切手は、その種類が数多くありますが、バラの状態で高額になってくるのは、絵柄が限られてきます。
たとえば、中華人民共和国が経済成長していた頃の時代背景が描かれているものは、高額になる可能性があります。
あるいは、49年代~80年代にかけて発行された中国切手は、発行部数にもよりますが、希少性があるので、お値段的には額面を大幅に上回ることがあります。
それと中国切手は保存状態がよくないと経年の劣化で傷んでいることがあるので、その切手の状態も評価額に響いてきますので、数十年以上経過している中国切手は注意が必要です。
中国切手の買取額は、状態により非常に大きく変わります。
お手元に、中国切手お持ちの方は、保管の仕方を気にするだけで、手放す時の買取額が、高くなりますので、今一度、見直して見てください。