今回は赤珊瑚の原木をご紹介します。
写真ですので写りが少し悪く色にバラツキが出てしまっていますが、しっかりとした赤珊瑚になります。
お品物は東京都にお住いの方からのご依頼でした。
もとはおじいさまがお持ちの品物だったそうで、おじいさまがずっと大事にしていたそうでとても高価なものだと言われて譲り受けたとのことでした。
珊瑚原木の査定ポイント
では赤珊瑚原木の査定ポイントを見ていきます。
色
まず優先的に見て確認したいのが色です。
「赤珊瑚」と言っても色の幅はかなり広くなってしまいます。
またこの色の濃さで大きく査定額が変わってしまうのが珊瑚ですので、色の確認と判断はとても重要になります。
今回の原木の色ですがしっかりとした赤色が出ている濃さになりますが、最高級と言われる「血赤珊瑚」という色には届かない赤色になります。
まったく同じ形をしていても色の濃さが違うだけで数万数十万と値段に違いがでます。
それほど珊瑚製品は色が重要視されています。
枝の太さ
次に重要な部分は枝の太さになります。
石の台にくっついていて、見た目が良く、飾りとして販売できる珊瑚もありますが、今回のように原木で途中で切ったような品物は、素材としての価値になります。
そして素材としての価値を決めるのに重要な部分が枝の太さになります。
おもに太い枝の部分から丸い玉を取るのが多いのでこの枝の直径でも査定が変わります。
細い枝ですと10㎜ほどしかなく大きな玉が取れません。
逆に直径が30㎜近くある珊瑚ですと20㎜以上の玉が取れる可能性があり査定額が大幅に伸びることがあります。
珊瑚の丸玉も20㎜玉以上の品物は数も少なく、ましてや20mm以上で血赤珊瑚と呼べるほど色が濃ければ100万円を超える査定になることもございます。
今回のお品物は一番太い部分でも16mmほどで玉を取るとなっても15mm以下の玉しか取れない品物でした。
ちなみに細い枝部分はほとんど価値が付けられない場所になります。
重量
他にも重量も確認が必要です。
またいくら枝が太いからと言っても状態をしっかりと確認しなければいけません。
それが亀裂です。
この宝石として使える珊瑚は深海に生息している珊瑚になります。
そして珊瑚を取るときに深海から上にあげるので気圧の変化により珊瑚には亀裂が入ることが多くございます。
今回の珊瑚にも亀裂はっていますね。
これも後に加工すると邪魔になる部分ですので査定のマイナスポイントになってしまいます。
ラフテルでの買取
そして今回の珊瑚原木の査定ですが、上記のポイントを総合的に判断させて頂きまして、¥50,000の査定となり、お買取りさせて頂きました。
珊瑚製品は色やサイズ、形状や状態で大きくお値段が変わります。
ぜひ価値を知りたい方や、高い値段で売却したいという方はラフテル迄お問い合わせ下さい。