家にある不要になった珊瑚リングはありませんか?
部屋の掃除をしていて出てきたり、あるのはわかっているけどもう使用する事のなくなった珊瑚リング。そんな珊瑚リングの処分に困っている方は多くいます。
ですが、その不要になった珊瑚リングを処分するのはとてももったいない事なんです。なぜなら、珊瑚リングは買取に出せるからです。
珊瑚リングが一体どれくらいの値段で買取り査定されるのかなど、実際に買取りに出された商品などを例に出して紹介していきます。
直径10mmの赤珊瑚の買取査定は40,000円
珊瑚リングと言っても珊瑚の種類や大きさなどによって買取価格に差は出てきてしまいます。ではどのような物がどれくらいの値段で査定が出てくるのかは一概には言えないのが実情です。
相場的な値段や実際の珊瑚リングの状態などでも値段は変わってきますので、実際にお客様が持ち込んだ珊瑚リングを例に出して紹介します。
珊瑚(サンゴ)リング
Pt800 4.5g
直径 10mm
S 30,000円
買取金額 40,000円
・買取依頼に出した理由
珊瑚が自分の手元に入り、買取依頼に出すルーツは人それぞれで様々な理由があります。
今回お客様が珊瑚リングをどういった流れで手に入れ買取に出す流れになったかを聞いたところ、お母様が亡くなり、遺品などの整理をしていた所この珊瑚リングが出てきたそうです。家族で話し合った所、買取に出してそのお金を分配した方がお母様も喜ぶのでは無いかと言うことになり買取依頼への流れになったそうです。
珊瑚リングは好きな人を除いては自分で買うと言うよりは人からのプレゼントや相続などで手に入れる事が多く、使用する頻度が減って買取に出す人が多いようです。
特に珊瑚リングはきれいな輝きを放ちますが、年配の方への人気が高く、若い方が買取に持ってくる事が多くあります。
若い方に人気が薄いのが珊瑚リングの特徴です。
・珊瑚リング査定のポイント
珊瑚の査定ポイントの中で重要視されるのは珊瑚の種類と色合い、大きさとなります。
珊瑚の種類などの前に1番大切になるのが保管方法です。
珊瑚は熱に弱く、衝撃にも弱くとてもナイーブな材質です。保管方法を間違えると色があせたり傷ついたりと、珊瑚の査定額を下げる要因になってしいます。
今回お客様が持ってこられた珊瑚はきれいにケースに保管してあり大きな傷や色あせもなくとてもきれいなものでした。
次に珊瑚の種類ですが、珊瑚の種類には大きく分けて4つの種類に分類されます。
赤い色をした珊瑚でも血の色の様に少し赤の中にも黒さを帯びた血の色に近い「血赤珊瑚」や、きれいな赤色の「赤珊瑚」桃色をした「桃色珊瑚」きれいな白色の「白珊瑚」です。
中でも「血赤珊瑚」は高価に買取されます。他にも白珊瑚などを赤色に着色した物も多くあり、着色されたものは査定額がさがってしまいます。
今回お客様がお持ちした珊瑚はきれいな赤色で着色した後がなく、純粋な「赤珊瑚」でしたが、「血赤」とまでは行かず「赤珊瑚」としての査定になりました。
次に大きさですが、真円で10mm以上の物は希少とされており、今回お客様が持ち込まれた珊瑚リングの大きさは10mmだったので、希少な部類の物と判断されました。お客様には13mm以上あれば更に希少で値段は跳ね上がったという話もさせて貰いました。
カットはボール型の真円が一番評価が高く、次に楕円形のカボションカット次がドロップカット、あとその他のカットになるにつれ評価額も下がっていきます。
お客様の珊瑚リングはきれいな真円をしていたので、査定額の引き上げに繋がりました。
それらを査定し、珊瑚の値段を40,000円の査定となりました。
お客様には珊瑚の色の説明をし、相場的な話を合わせて納得していただきました。
珊瑚リングを買う際には偽物に注意!
珊瑚リングを買取依頼されるお客様で多いのが、初めは要らなくなった珊瑚を買取に出すつもりが様々な説明を受けるうちに、珊瑚の魅力にハマり自分の好みの物を探して購入するという方です。
ですが、珊瑚リングを購入するにも気をつけなければいけないのが偽物を掴まされない事です。
白珊瑚や桃色珊瑚と珊瑚の中でもどちらかと言えばリーズナブルな物を購入したとしても、自分で理解して購入していれば買取に出した際にもトラブルに発展することはありません。
ですが、偽物を偽物と知らずに正規の値段で購入した場合、買取に出してビックリする事もあるのではないでしょうか。
では、偽物に騙されない為に知識を付けて行きましょう。
正規に珊瑚を取り扱っているお店では白珊瑚またのプラスチックを赤く着色して店頭に出していても着色した事や偽物と言うことを前提に安く売り出すか、もしくは売り出すまえに偽物を店頭から無くしますが、悪徳業者では、それらを「赤珊瑚」として売り出す場合がほとんどです。
そういった悪徳業者に捕まらないためにはどうしたら良いのかですが、案外珊瑚に関して素人の方でも見分ける事ができます。
それは、ルーペで品物を良く見ることです。
珊瑚は生き物なので成長の過程が見える同心円状縞目模様や細かい平行な線が見えます。つまりその線が見えなければ偽物の可能性が充分にあります。また触ったときの感触や熱を加えて表面がベタベタするようなら偽物と疑った方がいいでしょう。
知識がなくとも少なからず出来ることですので、恥ずかしがらずにルーペを借りたりして自分で覗き、納得の行くようにしてみてはいかがでしょうか。
自らが納得の行く買い物は買取の際の納得の行く価格をだしてもらう近道になのではないでしょうか。
珊瑚は優しく磨けばきれいに光る
珊瑚はとてもナイーブな材質だと言う話をしましたが、では、どういう風に扱っていればきれいな状態を維持できるのでしょうか。
それはとにかく愛情を持って柔らかい布で優しく磨くという事です。
珊瑚は硬度が少なくちょっとした事で傷ついてしまいます。
シルバーなどの様に色がくすんだからといって、強く擦っても珊瑚の場合は輝きを取り戻す以前に傷だらけになってしまう恐れがあります。
使用後には優しく拭くように心がけてみてください。
更に保管方法にもちょっとした意識は必要になってきます。
珊瑚が熱に弱いという話もしました。
装飾している時に擦ったりしないように気を付ける事も大切ですが、保管場所にも少し気を遣わなければなりません。
いつでも眺めていたいからといって直射日光が当たり熱くなるような場所や冬場の暖房器具などの近くは避けるようにしてください。
珊瑚は拭き方や保管場所などちょっと気を遣うだけで全く違う輝きを放つものです。
愛情ある接し方が大切になってきます。
まとめ
珊瑚リングを買取りに出す決断をしても、全くの無知であった場合、相手が悪徳業者だとせっかく大切にしてきた珊瑚リングも価格を値切られてしまいます。
大切な物だからこそ知識を深めて理解をしていく必要があるのではないでしょうか。
更に高額で買い取って貰うにも、日頃から愛情をもって扱う事が大切になってきます。
誰かからのプレゼントで、その方と別れてしまったからといって、珊瑚を蔑ろにせず、今まで使用していた事への感謝の気持ちなどを大切に保管すれば、輝きを保ってくれるはずです。
その上で納得の行く買取価格になることが、珊瑚の為にもお客様の為にもなるのではないでしょうか。
→合わせて珊瑚買取に関する基本情報もご確認ください
この記事も合わせて読まれています。