昔から多くの人に愛されてきたダイヤモンド。婚約指輪や気軽なジュエリー、またハイブランドの顔になり、歴史上の人物にこよなく愛されたダイヤモンドもあります。
たくさんのエピソードを持つダイヤモンドを、そのお値段とともにご紹介します。
ダイヤの種類はどのくらいあるの?
一般的にダイヤモンドは無色透明のイメージです。きらきらとまばゆい光を放つダイヤモンドは、まさに憧れの宝石です。
しかしダイヤモンドにはさまざまな色があり、世界的には色のついたカラーダイヤモンドは非常に人気があります。
ダイヤモンドの色は無限にありますが、人気の高いのはブルー、レッド、ピンク、イエローで、ブラックやグレーなども大変価値の高いダイヤモンドして、珍重されています。
ダイヤモンドは4Cで値段が決まる
ダイヤモンドには4Cという基準があり、4つの要素でその品質を見極めています。カラット、カラー、クラリティー、カットに分かれておりそれぞれが細かいグレードに分けられています。
カラットはダイヤモンドの重さをあらわしており、見た目でその素晴らしさが実感できる要素です。大きいものは1カラットで百万円を超えるものもあります。
カラーは無色透明のものがもっとも高いグレードで、そこから少しずつ透明度が下がり黄色味を帯びていきます。カラーダイヤモンドでは色ごとにそれぞれのカラーチャートを定めており、同じように鑑定されています。
クラリティーは、ダイヤモンドの中にある内包物や混じっている物質、また内部にある気泡や亀裂などを見ていきます。
カットは天然の鉱物であるダイヤモンドに対して、唯一人間の手で加工することが可能な要素です。カット技術の正確さ、また屈折率などを反映させたカットがもっとも高いグレードとなります。
ダイヤモンドの4Cをすべて満たすとどうなるの?
すべてのグレードで最高品質を持つダイヤモンドは、非常に高いお値段で取引されています。もちろん最高品質のダイヤモンドを手に入れるのに越したことはないですが、予算が厳しいという方には、4Cのうちいずれかの要素を少し妥協するのもオススメです。
ダイヤモンドの鑑定人でなければわかりづらい要素が、クラリティーと言われています。10倍のルーペでじっくり観察しなければわからないぐらいの内包物でも、、グレードに照らし合わせて鑑定をしているので、もし妥協するならばクラリティーで落としていくのも方法かもしれません。
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ダイヤのお値段を種類別にご紹介!
では実際に販売されているダイヤモンドのお値段はどのくらいになるのでしょうか?
価格表から見る1カラットのダイヤモンドのお値段は?
1カラットのダイヤモンドは、手頃な価格では30万円ぐらいから手に入れることができます。もっとも高いものは100万円前後になりますが、1カラットジャストのダイヤモンドを見つけるのはむずかしく、1〜1.1カラット未満の中でお値段をくらべていくのが一般的です。
5カラットのダイヤモンドのお値段は?
5カラットのダイヤモンドとなると、あまり普通の販売店では取り扱われていないようです。芸能人や海外のセレブが身につけていることで話題になるサイズですね。
1カラットが0.2gですので、5カラットは1gとなり、本当に巨大なサイズのダイヤモンドです。
調べてみたところ、もっともグレードの高いものでは2,700万円ぐらい、安いものだと400万円弱で取引されているようです。
10カラットのダイヤモンドのお値段は?
では10カラットとなると、いったいどうなってしまうのでしょうか?1カラットが0.2gですから、10カラットは2gとなります。
もっともグレードが高いものでは8,300万円、安いものでは1,000万円弱となっていました。いずれにしても家を1件購入するよりも高くなります。その大きさを考えると、とんでもないお値段のダイヤモンドですね。
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歴史に残るダイヤの種類!そのお値段は?
世界で歴史に残るダイヤモンドは世界中にあります。その中から特に有名なダイヤモンドをご紹介します。
世界最大のダイヤモンド!ホープ・ダイヤモンドは200億円?
フランスのルイ14世とマリー・アントワネットが持っていたことでも有名な「ホープ・ダイヤモンド」は、45.52カラットの青いダイヤモンドです。持ち主が次々に亡くなっていくことから、呪われたダイヤモンドとしても有名です。
お値段はおよそ200億円と言われていますが、そのあまりに奇怪なエピソードのため、アメリカの宝石商ウィンストンが購入して、スミソニアン博物館に寄贈しました。
世界最古のダイヤモンド!コイヌール・ダイヤモンドは108カラット
16世紀から伝わる古いダイヤモンドとして有名な「コイヌール・ダイヤモンド」は、それを手にしたものが世界を制するとされたダイヤモンドです。1849年に英国が入手し、それまで186ctだったものに再カットをほどこし、108カラットとなりました。
現在ではエリザベス女王の王冠に飾られ、ロンドン塔に展示されています。
まとめ
いかがだったでしょうか?さまざまなダイヤモンドの種類とそのお値段をご紹介しました。
世界的に有名なダイヤモンドを見ると、つい1カラットのダイヤモンドが気軽に買えそうな気持ちになりますね。ご自分だけのダイヤモンドをぜひ見つけてみてください。
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