一本牙 18kg
お客様情報
お客様: M様
所在地: 東京都
年齢: 60代男性
買取方法:宅配買取
売却品: 象牙 18kg
買取を依頼した理由
父親が昔に中国で仕事をしているとき買ってきました。
家を引っ越しするそうで、整理をしていたところ押し入れからでてきたそうです。
ずっとしまいっぱなしで飾る場所もなく、新居に持っていったところでまたしまいっぱなしだろうとこのまま置いとくのももったいないと思い、インターネットで調べていたところラフテルのホームページを見つけました。
象牙の買取に対して実績があると書いてあり、半信半疑でラフテルにお電話したところ丁寧な接客と象牙に対する買取説明をしっかりしていただいたけたので、今回ご依頼していただけました。
買取価格
買取金額 ¥540,000-
査定したポイント
1、登録票の有無
一本牙の場合の象牙売却の際には必ず登録票が必要となります。
象牙はワシントン条約で国際取引を禁止されているのです。
アメリカ合衆国のワシントンで、絶滅の危険がある野生動植物を国同士が取引(輸出入など)する場合のルールを設けることが決まりました。
正式には「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」通称ワシントン条約です。
2、真贋
希少価値のあるものには必ずといっていいほど、偽物が出回ります。
象牙にもそれが数多くあります。
よく出回っているのが練物と呼ばれている物です。
本物は象の牙なので、自然の素材のカルシウムで形成されています。本物は象の体の一部なので自然にできる美しさや、木目のような斑模様やアイボリー調の優しい色合いを醸し出しています。
人工的にこの色調を作り出すことはとても困難です。
触ったときの質感もそうですし、艶も練物では出すことはできません。
練物の素材は入れ歯などに使われている化学原料の「レジン」や大理石の粉末などを混ぜ合わせて型に流し込んでつくられます。
なのでここからが真贋のポイントになってきますが、本物の一本牙の象牙の場合は根元から先端に向かっておよそ3分の一くらいは必ず空洞になっています。
つまり練物は型に流し込んでつくるので詰まって作られていることが多いので3分の一ほど空洞があればまず、本物の象牙の可能性があるということになってきます。
次に確認するポイントは象牙製品の特長です。
本物は美しい斑模様があります。わかりやすくいうと網模様みたいのがでます。
これは一本牙でもすでに製品になっている物でも必ずどこかに現れる模様なのでこれがあることが本物の証明になり、一番真贋としてわかりやすいでしょう。
3、ひび割れや状態
象牙は昔から趣向品や芸術品として愛用されていましたので、状態によっても値段は大きく上下し、ヒビの深さや傷などはマイナスの要素になります。
単純に考えていただければわかるとおもいますが、状態はきれいかつ原型に近ければ近いほど高くなります。
なぜかといいますと、一本牙の状態ですとそこから新しい物へと加工し作ることは可能ですが、アクセサリーなどはそこから新しい物へと作り変えることが困難なためです。
また象牙の彫像などの場合はその細工の美しさも査定の対象になります。
このように同じ象牙と言いましても、素材の硬度や美しさには自然界でできる物ですので、どうしても差があります。
ただ象牙は色艶の良し悪しも判断の基準になり、艶、味、雰囲気等で査定額が高くなることもあります。
象牙買取 まとめ
今回のお客様の象牙は一本牙でした。
色、艶も良く大きなひび割れなどなかったため、高額査定させていただきました。象牙は市場価格に左右されやすい商品です。
キロ単価での取引になっているため重ければ重いほど、大きければ大きいほど価値は増す傾向にあります。
是非ご自身でわからない場合は真贋もかねて一度、専門の知識をもつスタッフがいるラフテルの無料査定をお気軽にご利用くださいませ。