買取した商品のご紹介
今回買取りさせて頂いたのは「本象牙 天球 14層 直径7.5㎝」になります。
象牙の天球?と聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、お品物はこちら
象をモチーフにした台座の上に彫刻された球が乗っています。
この球が「天球」と呼ばれる品物になります。
アップで見てみるとこちら
球の中に球があり、その中にも球・・・と球の中心部まで球が彫ってあります。
天球とは象牙の球の彫刻品で何十層にも球の中に球を彫刻したとても繊細な彫刻品になります。
球の外側には花の彫刻がされていますが、中の球にもしっかりと模様が彫刻されています。
奥の球までしっかりと彫刻されています。
手に取ってみるとその細かさが分かります。天球は人気の彫刻品のため海外のお土産屋さんでも多く売られていました。
お土産屋さんで売られている天球は、作りが雑だったり層が少なかったりするようです。
状態
天球は他の象牙製品と比べても特に彫刻の細かい品物になります。
その為球の内部が割れていたり外側の花などの彫刻部分が欠けていることが多くございます。
丈夫な素材の象牙であっても、飾っているときに球が落ちたりしたら破損してしまいます。
今回のお品物はとても残念ですが内部に割れがありました。
大きく見た目には影響はないのですが、査定にも大きく影響が出てしまいます。
査定額
今回の象牙天球14層は¥15,000にてお買取りとなりました。
破損があったため査定額にも影響が出ました。
査定ポイント紹介
彫刻の入っている象牙製品は彫刻部分に欠けや割れがあるか注意が必要です。
特に天球では注意が必要です。
今回のお品物は内部に割れがありました。
この割れが無ければ査定額も倍近くはご提示出来たはずです。
彫刻部分の破損は査定にも影響が大きく出ますので確認は必須になります。
象牙天球は基本的には台座とセットになります。
台座にも色々な題材がありますが、今回のお品物の台座はこちら
象牙で象の彫刻をし、象3頭の鼻で天球を支える台座となっております。
この象の台座は比較的多く一般的なデザインになります。
天球の台座の中には台座にも天球をはめ込んでいるものがあったり、龍や観音、天女など台座だけでも立派な彫刻品と呼べるような品物も存在します。
そのような品物であれば査定額も大幅にアップ致します。
ちなみにほとんどの台座は保管しやすいように
このような組み立て式になっております。
まとめ
今回象牙天球をご紹介させて頂きました。
天球の中には直径20cmを超えるような国宝級の品物や、30層40層と今では作ることが困難な天球も存在致します。
基本的には大きければ大きいほど査定額は上がります。
もしご自宅に象牙製品が眠っておられましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。