【買取品】
マッコウクジラ 骨刀 鯨 骨材 重量913g 長さ92㎝
【買取金額】
¥30.000
【マッコウクジラの魅力】
こんにちは鑑定士の鎌田です普段中々見かけない珍しいマッコウクジラの骨を買取したのでその魅力と価値についてご紹介していきます。
今回買取したのは以前家族が宮城県の石巻で長年遠洋漁業してた方で家族が長年大事の保管してたマッコウクジラの骨刀を買取しました。
今回の買取したのはマッコウクジラの工芸品の骨刀で全長も約92㎝あり自然のものの割には経年劣化も少なく保管状態がよかったのか非常に綺麗なもので年代ものです。
まず初めにマッコウクジラの歴史を紹介します。
まず9世紀にノルウェー、フランスなどで捕獲が開始され12世紀に日本でも捕鯨が始まったもので大変歴史があります。
マッコウクジラは巨大な頭と突き出た丸いおでこで確認できる特徴があり地球上のあらゆる生物の中でも最大の脳を持っていると言われています。
マッコウクジラは捕食するイカを探す為に水深1000メートルまで潜水する生き物で一日何百キロの魚と1トンのイカを食べるとされていて非常にスケールの大きい生き物でこれらを見ますと捕鯨には相当過酷な現場での漁であることが伺えます。
この辺が稀少なもので珍品と言われる由来です。
生息地も日本近海始め世界中に生息しています。
根付の部分や全体的に変色も少なく綺麗な状態です。
欠けや黄ばみなどもありません。
全体を見ても綺麗に加工されていて見るからに刀というに相応しい形状で見応えがあります。
保管状態もありますが自然のものなので少なからずシミや変色など多くあるのが普通ですがこれだけ美品なのも貴重です。
【査定ポイント】
今回査定したマッコウクジラの骨刀は非常に経年変化も少なく綺麗で長さも92㎝と長く重量の913gと重さもある為査定額は工芸品しては高額の3万円の買取となりました。
お客様も処分に困っていたところこの査定額に大変驚いていらっしゃいました。
マッコウクジラの高額査定の理由は色々あります。
まずマッコウクジラの骨や歯などは象牙よりはマイナーで高価な材質ではないとされいましたが多くの需要がありますが需要に反して捕獲が禁止になってから年々入手が難しくなってきた希少性が高くなってきたことも原因です。
クジラの骨や歯は歴史もあり縄文時代からアクセサリーとして身につけられていた歴史があり特にクジラの骨は道具の材料として利用されていたそうです。
やはり象牙よりは安価な為印鑑の材料やネックレスなど様々なものに加工されて販売しているのが見られます。
さらにマッコウクジラは深海の生物なので現状お目にかかることはなかなかありませんし捕獲も大変な為希少性が大変高いものです。
【まとめ】
今回お客様が持ち込まれた宮城県の石巻は鮎川という地域がありこの場所はマッコウクジラが上がる地域で有名だった場所でまだまだ多くのマッコウクジラの骨や歯が眠っていると思われます。
以前の東日本大震災で多くの鯨の稀少な部分も流されたと聞いておりその辺も稀少価値が上がっている理由かもしれません。
今回のような長い骨は主に工芸品の刀などで加工される場合が多くですがマッコウ鯨の歯に関しては印鑑などで多く利用されていますがやはり捕獲が禁止になってから腐食の少ない歯や骨が少なくなってきていることから綺麗な工芸品や印鑑を作るに当たって貴重な部材となっています。
今から60年前は多く捕獲されて多くの工芸品が作られ販売されていた時代がありました。
現在はマッコウクジラなどは博物館などの標本などでしか全体の概要などは見ることができません。
現在多く長年に渡って捕鯨されたため生息数は少なくなってきているため年々希少性が高くなってきていて価値が高くなってきています。
象牙やクジラなど自然のものに同じものは一つとしてありません。
もし自宅にあるなんの骨かわからないい物などあれば一度捨てる前に査定することをおすすめします。
状態にかかわらず希少性により思わぬ高額査定のチャンスです。