名前:H様
年齢:60代
所在地:群馬県桐生市
買取した商品:中国古銭 壱圓 中華民国二十三年 孫文 26.4g
買取した品物のご紹介
今回は中国の古銭をご紹介させていただきます。

中華民国の壱圓です。
中国は元じゃないの?とおっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが辛亥革命後1912年に南京で成立された中華民国で最初発行されたお金の単位は圓(円)でした。
諸説ありますが圓という文字の画数が多いため同じ音である元の文字が使われようになりのちに元が正式な通貨の単位になったとのこと。
当初壱圓銀貨は袁世凱が刻印されていましたが1927年から孫文の横顔に変更されました。
同時期に似たような硬貨が複数あるため注意ですね。
今では中華民国(台湾)ですが以前は大陸にありました。
お客様はなぜこれがおうちにあるのかわからないとのことでしたが、親御さんがしまわれていた古銭をお持ちいただいた際にこちらが混じっておりました。
親御さんも数年前に亡くなられておりお片付けの際出てきたお品物の一部だそうです。
お金だったら捨てられないしどうしようかと思っていたところ弊社で古銭の買取もしているとお知りになりお持ち込みいただきました。
価値があるか同課はまったくわからないとのこと。
親御さんのことだからそんな高いの混じってないだろうから見るだけ見てちょうだいとの仰せでした。
状態
ではこちらが孫文の壱圓か確認してみましょう。

中華民国二十三年、年代に間違いないですね。
かなり汚れていますが買取には問題ありません。

約27gですので間違いないですね。
査定額
今回は16,000円のお値段を提示させていただきました。
思わぬ高額にお客様も驚いていらっしゃいました。
捨てなくてよかったと大変お悦びいただきました。
査定ポイント紹介
硬貨の査定ポイントは重さと大きさと年代です。
また、刻印されている肖像が誰のものであるかが大事です。
袁世凱のものではなく孫文の物であることが大事です。
この年代の硬貨はよく似ており、造りも現在の硬貨と違い画一的な機械で作られた全く同じ形状とはいきません。
硬貨という性質上今回お持ち込みいただいた硬貨のように汚れてしまっていて文字の判別が難しい物などもございます。
そちらを一つ一つ確認することが大事です。
硬貨の種類によっては文字の大きさや形、文字と文字の間など調べる箇所は多数にわたる場合もございます。
まとめ
今回は中国古銭 壱圓 中華民国二十三年 孫文 をご紹介させていただきました。
古いお金って小判じゃなくてもお金になるのか、や買い取ってもらえるものなのかとお問い合わせをいただくことが多数ございます。
必ず全ての古銭がお買取りの対象になるわけではございませんが中にはこのようにかちのあるものも含まれます。
今一度ご自宅にある古銭をお確かめください。
どこに持っていけばいいのかわからないという方には当社のLINE査定がございます。
ご自宅に居ながらにしてお手持ちの古銭を売ることができてしまう大変便利なものです。
是非お気軽にお申し付けくださいませ。