名前:T様
年齢:50代
所在地:長野市
買取した商品:日本刀 わきざし 在銘:下総守藤原金英 長さ 42.6cm 刀身重量約403g 錆あり ※刃こぼれ 5.5万
買取した品物のご紹介
本日お買取りさせて頂きましたアイテムは日本刀になります。

ご家族が所持していたものだそうで、物置小屋から出てきたようです。
刀剣についてどなたも知識が無かったのと、今後とも鑑賞する趣味や手入れ等をすることはないだろうとの事でご連絡いただきました。
刀剣の扱い方が分からなく、たまたま折込に刀剣の買い取りが可能と載っていたので出張査定のご依頼を頂きました。
状態
刀剣の状態を拝見させて頂きました。
画像からもお分り頂けるように、刃部分には錆びや大きな目立つ傷は見当たりませんでした。

しかし鞘などを分解してみると「なかご」と呼ばれる持ち手の部分が錆びてしまっておりました。
日本は湿気の多い国になりますので、刃が錆びだらけになってしまったり素手で触ってしまっている物も劣化が早いです。
買取の査定は基本的に減点方式になりますので、大きな傷や錆びは大幅なマイナス査定になってしまいます。
今回のご依頼品は葉の部分は若干の刃こぼれと小傷のみでしたので、さほど査定額には影響ありませんでした。
査定額
¥55.000-
自宅で処分に困っていたもののようで、大変驚かれておりました。
昨今では刀を収集したり鑑賞するという文化が無くなりつつあるので、査定額がここまで高額とは思われていなかったようです。
査定額にもご納得いただき快くご売却頂きました。
査定ポイント紹介
まず刀の売買に必ず必要なのが登録書と呼ばれる書類になります。

こちらは各都道府県の教育委員会によって発行されている書類になります。
刀の情報と所有者を紐づけている大切な書類です。
中には書類が偽物の場合もありますが、基本的にこちらの書類がない場合は法律上、売買が出来ません。
ではもしこの書類がない刀が出てきてしまった場合はどうすればよいかといいますと、最寄りの警察署にご連絡下さい。
この書類がないと銃刀法違反になってしまう場合がありますが、発見した時点で警察の生活安全課に電話をし刀剣を発見した旨を伝えれば罪に問われる事はありません。
その後登録書の再交付等も出来ますので、再交付されましたら売買可能になります。
刀の査定ポイントとしましては、有名な人が打った刀かどうかが大きな分かれ道になります。
有名な人が打った刀には銘が彫ってあります。

今回のご依頼品も銘のある刀でしたので持ち手の部分にしっかりと彫刻されておりました。
有名な鍛冶屋さんの作品だと高額査定が期待できます。
今回の刀剣は白鞘や幅木といった刀装具もセットでお持ち込み頂きました。

刃だけの物よりも刀装具一式が揃っている物の方が、次の所有者の方を見つけやすいのでプラス査定となります。
また今回のご依頼品は脇差しでしたが刀は刃の長さによって名前が変わります。
刃の部分が長ければ長いほど比例して査定額も高くなる傾向にあります。
従って刀や太刀の方がさらなる高額査定となったでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ご自宅に刀剣が眠っている方はいらっしゃいませんか。
湿気で劣化する前に手放す事をお勧め致します。
刀剣は銃刀法の兼ね合いもあり、ご自宅にて査定させて頂く必要がありますので、出張査定をご依頼下さい。
普段から目にするものではなく、身近な物でもないので不明な点が出て来るかと思います。
お気軽に弊社にご相談下さい。