名前:S・K様
年齢:70代
所在地:北海道 札幌市
買取した商品:PENTAX 67 SMC PENTAX 67 105mm F2.4 中判 フィルムカメラ ペンタックス
買取した品物のご紹介
今回買取しました商品はPENTAX 67 SMC PENTAX 67 105mm F2.4 中判 フィルムカメラ ペンタックス です。
こちらの商品はお客様のおじい様が亡くなられたあと生前大切にしていたものということで倉庫から動かさず保管していたとのことでしたが倉庫の取り壊しが決まったことで今回お持ち込みいただきました。
以前某カメラ屋にほかのフィルムカメラの買取を依頼した際に買取不可とされてしまったためダメもとでまとめて持ってきていただきました。

状態説明の前にこちらの商品はどういうものなのかご説明させていただきます。
「PENTAX 67」は、1969年に発売された中判フィルム一眼レフカメラで、6×7cmのフィルムフォーマットを採用しておりいわゆる「中判サイズ」といわれる商材になります。その堅牢なボディと高い光学性能により、風景やポートレート撮影において高い評価を受けています。1990年には「PENTAX 67II」として改良され、同じくフィルムカメラがす廃れた現在でも根強い人気を誇る商品です。現在は廃盤化しており市場にも出回っている数は少なめの貴重品です。
機能面の特徴としましては
画角:中判6×7フォーマットで50mm相当の画角を提供し、35mmフルサイズ換算で約50mmの標準レンズとして使用できる汎用性。
ボケ味:F2.4の開放絞りにより、背景を美しくぼかすことができ、被写体を際立たせる表現がプロ・アマチュア問わず人気。
描写力:高い解像力と豊かな階調表現を持ち、フィルムの質感を最大限に引き出す。
構造:堅牢な金属製の鏡胴と、精密なフォーカスリングにより、長年の使用にも耐える耐久性を誇ります。
これらの機能に加えまして需要に対して廃盤品であることにより供給のバランスが崩れ
フィルム写真の再ブームにより、中判フィルムや大口径レンズの需要が増加。
流通量は限られているため、中古価格が高騰している商品です。
それでは商品の状態について確認していきます。
状態

外観はこちらになります。堅牢で丈夫なモデルではあっても70年近く前に発売された商品とは思えないくらいきれいな状態です。


底面・上面も使用感が感じられないくらいコンディションは良好です。お客さんからお話を伺ったところ亡くなられたおじい様は大のカメラマニアで防湿庫にて厳重に保管されていたとのことで合点がいきました。

レンズ装着部。反射するくらいきれいな鏡面仕上げが保たれております。

レンズ外観も本体同じくとてもきれいです。


レンズ面もほこりやカビも一切なくこのレベルの商品の出回りは非常に少なく、デッドストック品といっても過言ではありません。

各可動部も正常に動作しシャッター数も非常に少ないことがうかがえます。
これらを踏まえまして査定額は以下になります。
査定額
15万
査定ポイント紹介
このモデルの相場はだいたい5~10万円が相場ですがほぼ未使用に近いコンディションで高額査定となったこと。
資産価値のあるペンタックスの人気商品。
需要に対して供給がないため(廃盤品)価格高騰が起きている。
まとめ
通常、ほぼすべてのフィルムカメラ需要の減退とスマートフォンの普及により一部の資産価値のあるブランド(ニコン・ライカ・コンタックスetc)を除いてほぼ値段がつかないことが多いです。
その中でもコンディションと人気モデルにより相場以上の値段の買取が行われることもあります。今回もまさにそのケースでお客様も大変喜んでおられました。
当社はカメラの買取も積極的に行っておりますので気になる商品がございましたら、お気軽にご連絡ください。