宝石買取実績 エメラルド リング プラチナ(Pt850) 0.48ct
お客様情報
お客様: Y様
所在地: 東京都
年齢: 70代
買取方法:出張買取
売却品: エメラルドリング プラチナ(Pt850) 9.2g 0.48ct
エメラルドリング買取を依頼した理由
東京都にお住まいのY様は今回ご自宅を売却されてケアサービス付きの高齢者住宅にお引越しされる予定で、この機会に身の回りの物の整理をしようと思われたそうです。
今回ご依頼いただいたエメラルドの指輪は独身の頃に買われた物だそうで、長い間紛失したと思っていた物だそうです。
今回引っ越しの為に箪笥を片づけていた時に約40年ぶりに見つけた物で、この間ずっと箪笥で眠っていた代物だそうです。
買取価格
エメラルドリング買取金額 ¥35,000-
エメラルドリング査定したポイント
今回査定させていただいたエメラルドリングですが、画像でもわかるようにエメラルドの中にキズが多数ある物でした。
エメラルドは元々キズが多い宝石で採掘される90%以上にキズが見受けられ、宝石として流通させる為にエメラルドにオイルを含侵させる処理が当たり前に行われますが、今回のエメラルドは処理されてからの時間が数十年経っているせいか、肉眼でも確認できるくらいに多くのキズが見受けられました。
台に使われているPt850のお値段が約25,000円、エメラルドのお値段が約10,000円となりました。
エメラルドリング買取 まとめ
エメラルドは、ルビー、サファイアと共に「三大貴石」と呼ばれ、古代より珍重されてきました。
数ある宝石の中で、なぜエメラルド、ルビー、サファイアが珍重されるのでしょうか?
まず、宝石とはどういう石の事を指すのかから考えたいと思います。
宝石と呼ばれる石には3つの共通点があります。
1・希少性がある事
2・美しい事
3・固形物である事
です。
この3つの共通点を持つ宝石ですが、その宝石を更に分類するために「変化しない・キズがつかない・壊れない」というもう一つの要素を加え、「貴石」と「半貴石」という形で硬さで分類しました。
半貴石は貴石に比べキズがつきやすく壊れやすいという事ですので、長い年月の間に貴石より半貴石の方がその美しさを失う可能性が高い事を意味します。
ここで出てくるのが宝石の硬さを判定する基準となる「モース硬度」という物です。
モース硬度とは、ドイツの鉱物学者であるフリードリッヒ・モースという人物が考え出した硬さを表す尺度で、基準となる鉱物でひっかいた時にキズがつくかどうかで物の硬さを1から10までで表しています。
モース硬度10は、地球上で最も硬い物質であるダイヤモンドです。
いくつか例外的な宝石はありますが、基本的にはモース硬度が7以上の物はキズがつきにくい宝石として「貴石」と呼び、モース硬度7以下の宝石はキズがつきやすい宝石として「半貴石」と呼びます。
ルビー、サファイアはモース硬度9、エメラルドは8ですので「貴石」となります。
タンザナイト、ペリドットなどは6.5なので「半貴石」となります。
オパール、ムーンストンは6ですので、「半貴石」です。
エメラルド、サファイア、ルビーが珍重されるのは、希少性と鮮やかな色合いやその輝きとともに、非常に硬い鉱石であるが故に長い年月の間変わらずに美しさを保つ為です。
もし美しく鮮やかな色合いや輝きを放つ物でも、すぐに傷つきその輝きが薄れたり壊れたりしてしまう物であれば消耗品となってしまいますので、そこまで高価な物として扱われる事はないと思われます。
貴石の中でもエメラルドは古くから貴重な宝石として珍重され、あのクレオパトラもエメラルドを好んで着けていたといいます。
クレオパトラというと妖艶な女性、悪女のようなイメージがありますが、パワーストーンとしてのエメラルドはクレオパトラのイメージとは逆で「夫婦和合・家庭円満」を呼ぶ石として人気があります。
夫婦仲が微妙な方は、奥様にエメラルドの指輪なんかをプレゼントすると仲良くなれるかもしれませんよ。