麻雀は中国で生まれたゲームで、様々な素材で牌がつくられています。
最初は動物の骨を使った骨牌と言われています。
加工や彫刻の技術が上がっていく中で象牙の麻雀牌も生まれました。
古くから象牙は高級な素材として中国などで人気がありました。
高級な素材を使って作られていますし、象牙の加工にはそれなりの技術が必要になります。
今では機械で簡単に彫刻できるようになりましたが、当時ではひとつひとつ手で彫っていました。
そのような手間や素材の価値から今も昔も高級麻雀牌として象牙が人気の理由になりますね。
象牙は人間で言うと歯になります。
経年劣化で変色したりひび割れなどもしてしまいます。
象牙麻雀牌はやはり状態が良い物の方が高額査定になります。
画像でもわかるように年数が経っていたり保管場所が悪かったりすると黄色く変色しています。
こうなると中々元の色に戻すことができませんので取り扱いには十分注意が必要です。
象牙の麻雀牌はどこに需要があるのか
日本には多くの象牙製麻雀牌が眠っていると言われています。
現代の日本では麻雀で遊ぶ人が減っていたり、人口樹脂で作られた麻雀牌が主流のため日本人には象牙製麻雀牌はあまり需要がないかと思われます。
どの層からの人気がある?
もちろん日本の方でも象牙製品を集めている方はまだまだいるのですが、多くは日本在住の外国人の方からも人気があります。
象牙麻雀牌は麻雀牌としてももちろん価値のある物ですが、その象牙のきれいな模様や色彩の入った見事な彫刻など美術品としての魅力も多くあり、麻雀はしないけど観賞用にといった声もよく出ております。
象牙麻雀牌の現在の相場
象牙麻雀牌の相場価格の現状としては、現在は落ち着いている傾向にあります。
理由として数年前の中国バブルがあり、よくテレビなどでも爆買い爆買いと報道されていたのを覚えてる方が多いと思いますが、その時期に日本にある中国製の美術品や骨董品も多く買われていました。
象牙の麻雀牌も中国製が多いので爆買いの対象になっていたのかもしれません。
象牙の相場
その数年前の中国バブルも現在では大分落ち着いておりますがその影響や国際的な象牙関係の規制により少しずつですが相場価格は落ち着いております。
象牙の一本牙に関しては数年前の高騰時より半分ほどの相場になり、麻雀牌を含めた美術品なども10~20%ほど落ち着いたかのように見えます。
それでも象牙製の麻雀牌は背竹の麻雀牌(牌の背部分のみ竹製)で10~20万、象牙のみの麻雀牌で15~25万とまだまだ高額査定の品物になっております。
特に画像にもあるようなカラフルなデザインの麻雀牌は特に人気がありますので弊社でも力を入れて買取しております。
相場が落ち着き始めているので早めに買取に出すべき
象牙製品の相場価格は徐々にですが変動しております。
上記にもあげた国際的な規制や世界各国での象の密漁を止めるために象牙製品の売買禁止が大々的に報道されている為です。
日本国内でも象牙の印鑑の販売中止や大手ネットショッピングサイトでの象牙製品の取り扱い中止などがあり市場は徐々に狭くなっております。
このような背景から需要が減っており相場が落ちつつあります。
とはいえまだ麻雀牌や加工品でも10万20万の査定がでるお品物は多くあります。
長い目で見ると徐々にお値段が下がってきていますのでもしご自宅などに象牙の麻雀牌があるのであれば早めのご検討をお勧めいたします。
他の国のように売買や取扱禁止とまでなってしまうと価値は0になってしまいます。