今回は象牙の麻雀牌を買い取らせていただきました。
ご依頼をいただいたのは東京都台東区のY様です。
麻雀牌の査定
40年程前にY様が中国に旅行に行った際に買って来られた物だそうです。
Y様自身は麻雀をされないそうなのですが、象牙製だという事でお土産として持ち帰った逸品です。
中国の麻雀牌は日本製の物とは微妙に色合いも違う部分があり、独特の味があります。
麻雀牌を詳細に鑑定させていただきましたが、多少の汚れやシミはあるものの40年前に買ってきた物とは思えないほど状態が良く部品も全て揃っている物でしたので、頑張って180,000円で買い取らせていただきました。
麻雀牌の種類
私も多少麻雀をたしなむのですが、みなさんはこの春夏秋冬と書かれた牌、「花牌」というらしいのですが存知でしょうか。
日本の麻雀では使う事はほとんど無いそうですが中国ではツモったら「カン」みたいにもう1牌ツモれるそうです。
そしてあがったら、持ってるだけで1ハン付くそうです。
同じ麻雀でも日本と中国とでは役などが多少?違いますね。
日本の麻雀だと役は約40種類、中国では倍の80種類程あるそうです。
ですから、日本では役にならない手でも中国では役になってしまうのです。
あとは、ジャッキーチェンの映画等でみかけるように、中国では牌をきれいに並べて積まずに山積みの牌から好きな牌をツモるのを見ますよね。
ですが、現代の中国麻雀はきれいに積むみたいです。
あれは、時代劇的な映画の中での演出なのかもしれないですね。
中国麻雀ではリーチもないらしいです。
なんか、リーチがないと1ハン損したような気分になりますが、中国麻雀では1ハン縛りではなく8点縛りという形らしいので、そもそもリーチだけでアガるなんて事もないんです。
点数の数え方自体が違うのですね。
話が中国麻雀の方にそれてしまいましたが、日本にはまだまだ昔買ってきた象牙製品が眠っています。
世界的な潮流で象牙製品の流通自体が厳しく制限されていて、これから象牙製品自体の売買譲渡が禁止になる可能性がありますので、お持ちの象牙が二束三文になってしまう前に早めに売却される事をおススメします。
象牙製品を扱えるのは普通の古物商では扱えませんので、弊社のような象牙を扱う許可を取得している業者に必ずご連絡するようにしてください。