こんにちは。
ラフテルの鑑定士の半田です。
ラフテルでは象牙の根付や置物などの象牙製品の高価買取も行っています。
タンスや押入れにしまいっぱなしでそのままになっている象牙製品があって処分をお考えの方がいましたら是非とも当店をご利用ください。
象牙の根付は日本で生まれて日本で作られたものが多いのですが、近年では海外から日本の文化の特徴として評価され海外のコレクターも多いことから価値も上がっています。
それでは今回買取させて頂いた象牙の根付セットをご紹介いたします。
象牙 根付セットのご紹介
根付とは
まず根付とはなんでしょうか?
江戸時代から流行りだしたもので、着物の帯に煙草入れや印籠、矢立てなどを提げるための留め具として生まれ現代のストラップの原型になったものです。
袋や印籠などに紐をつけ、その先端に根付を取り付け、その紐を帯の外へぶら下げるといったファッションでした。
当時は日常品として簡素なものがほとんどでしたが、江戸時代後期からアクセサリーとしての意味合いが強まりデザインや彫り物、絵付けを入れるなど趣味のものへとなっていったそうです。
根付はバラエティーに富んだ素材や題材の多彩さが特徴の一つです。
題材としては……
人物…男、女、子、老人、外国人、僧、兵、芸人、花魁など年齢や職業を問わず、また洗濯女や酒飲みなど生活の一場面を映し出したものが多い。
動植物…犬、猫、猿、兎、狐、鼠、馬、鹿、鳥、魚介類、爬虫類、花、実、野菜など。
その他…風景、調度品、鬼の面、七福神、観音、閻魔、仙人、化物、幽霊、竜、河童、孫悟空、義経、弁慶、桃太郎、木曽義仲など架空のものや伝説・歴史上の人物など様々なモチーフがあります。
根付作者の人気作家
また根付には名匠と呼ばれる有名作家や人気作家がいます。
岡友(おかとも)
懐玉斎正次(かいぎょくさいまさつぐ)
森田藻己(もりたそうこ)
友忠(ともただ)
内藤豊昌(ないとうとよまさ)
などあり、銘が入っている象牙の根付は高価買取につながりやすいのですが、贋作も多くあります。
また香港で売られている象牙の根付はほとんどが贋作であるといわれており、素材自体も象牙ではなく骨製であったり練り物と言われる偽物も多くありますので、気になる方は一度査定をされてみてはいががでしょうか?
ラフテルでの査定
今回買取させて頂いた象牙の根付は七福神や動物などのデザインが凝った根付が10種類のセットになっているものでした。
また無銘ではありましたが、彫りの状態もきれいで、木製の台座やケースも付いておりましたので保存状態も素晴らしいものでした。
買取価格は¥100,000 の値段を付けさせていただきました。
お客様もとても高い査定をしてもらったとお喜びでした。
象牙の根付は無銘であっても彫りの良し悪しや作品の出来、保存状態などが良ければ高額査定が期待できますので、象牙製品の買取が高いラフテルまでご連絡ください。