こんにちは。
ラフテルの鑑定士の半田です。
今回は象牙風の麻雀牌を買取いたしましたので、ご紹介させていただきます。
麻雀牌の素材
よく私どもも象牙の麻雀牌は査定するのですが、実際にそれが象牙で作られたものなのか、違う素材で作られたものなのかの真贋がまずは必要になります。
結構、象牙の麻雀牌だと言って査定に持ってこられるお客様はいますが、実際は素材が象牙ではないケースもよくあります。
現在の一般的な麻雀牌は樹脂やアクリル製で作られているものがほとんどですが、麻雀の発祥である中国では、清の時代にはこれらの素材が無かったため、当時は鹿の角などを使用して作られていたと言われています。
手彫りかどうか
象牙の麻雀牌は基本的に手彫りで作られているため、牌の大きさも均等でない場合が多く、彫の深さなども違いがあるようです。
牌の絵柄や同じ文字を比較してみると、彫の深さに違いがあれば手彫りの可能性が高いのですが、同じ手彫りの牌としても象牙以外の素材としては多いのは鹿の角や牛の骨があります。
これらも基本的に手彫りで作られるため、パッと見は象牙のようにも見えます。
象牙の牌はまず色として独特の黄ばみがあります。
そして表面や側面を見てみると、これも象牙独特の網目模様、格子模様が細かく入っています。
今回の麻雀牌は写真ではわかりにくいのですが、表面に網目模様は見られませんでした。
また側面に黒い筋が入っているのも見られました。
黒っぽい筋があるものは象牙ではなく、角や骨製の可能性が高いと言えます。
象牙の麻雀牌と角や骨製のものでは、価値が違ってくるので、買取の価格も大きな違いが出てきます。
まとめ
今回のお客様が査定に持ち込まれた麻雀牌は、真贋させていただいて素材は象牙では無いものでした。
おそらく牛の骨製の麻雀牌だと思われます。
ですが、骨製の麻雀牌だといっても価値が無い訳ではありません。
象牙製ほどの高額の査定にはなりませんが、¥25,000の買取の値段を付けさせて頂きます。
象牙製の麻雀牌なのか骨製の麻雀牌なのかは実際に真贋のポイントを知ってないと分かりにくい点もあります。
ご自宅に古い象牙風の麻雀牌がありましたらぜひ当店までご連絡ください。
象牙製、骨製に関わらず高額の査定をさせていただきます。
お待ちしております。