0.7ctのダイヤモンドの買取額はダイヤモンドの価値を決める基準には、「カラット」「カラー」「クラリティ」「カット」という4つの基準があります。
中でもカラット数は価値や見た目に直結するため、購入の際まずはカラット数を決めてからデザインを選ぶという方も少なくありません。
0.7ct以上のダイヤモンドの魅力は何といってもその存在感です。
一目見ただけでも分かるため、着ける本人の満足感が高いだけでなく、周囲にも認識されやすくなります。
ただ一方で大きなダイヤは「日常使いしにくい」というデメリットもあります。
デザインにもよりますが一般的には大きなダイヤのリングは高さがでるので、引っかかったり、ぶつけたりするリスクが増えますし、カジュアルなファッションの際に浮いてしまう可能性も強いので、ビジネスシーンでは使いにくいと感じる人もいるようです。
相場の決まり方
ダイヤモンドは供給企業がダイヤモンドの市場動向に合わせて供給量を調整することから原石の相場価格が決められます。
ダイヤモンドがあふれるとその価値が下がるため価格も下がってしまったり、逆に市場から極端に少なくなりすぎると価格が高騰してしまい一般消費者の手が届かなくなったりといったことが起こります。
そのようなことが起こらないように、デビアス社をはじめとした企業で供給量がコントロールされていることでダイヤモンドの価格は保たれています。
それに伴い買取の査定基準にも国際的な基準があり、業界として参考にするべき項目が定められていて、大部分がそれに従っています。
買取では4つの評価基準である重量、色、内包物、カットによって査定されます。
相場と現状
宝石の王様といえばダイヤモンドです。
結婚や婚約の指輪では特に不動の人気を誇る宝石ですが、実は同じ0.7ctでも物によって大きく価値が異なってきます。
決定づけるのはもちろん品質です。
ですから簡単に0.7ctだからいくら、と相場が決まるものではないのです。
ダイヤモンドの価値は4Cで決定される
ダイヤモンドの価値は、いわゆる4Cで決定されます。
買取時の相場もこの4Cで決まるのが一般的だといえます。
しかし4つすべての項目において優れたグレードを持ったダイヤは極めてまれなものです。
市場においてはなかなか出回らない品という事になりますから、価格も上昇しやすいです。
一般的に見て相場が高くなりやすいダイヤの特徴は重量が重く優れたカットが施されていて、無色で透明度の高いものとなります。
例えば同じ0.7ctのダイヤでも一つはVVS1のDカラークラスですと買取金額は30万円前後になりますし、もう一つはSI1のGカラーとなると15万円前後の買取金額となり、同じ0.7ctのダイヤモンドでもこんなにも買取金額が変わってきます。
まとめ
1866年、南アフリカでダイヤモンドの大鉱脈が発見されました。
しかしその採掘量があまりにも多すぎたため、ダイヤの価値が暴落してしまう恐れが出てきたのです。
それをいち早く察知し、供給量を管理しダイヤの相場を制定したのがデビアス社でした。
「ダイヤモンドは永遠の輝き」などといった有名なキャッチコピーや、有名人を起用したプロモーションなどマーケティングにも力を入れ、ダイヤの需要を高めます。
以降デビアス社は現在に至るまで、当時よりその支配力は弱まっているとはいえダイヤモンドの価値を高いまま維持しています。
そのため相場は唐突に暴落する可能性も低く、持ち続ける資産として、近年の不安定な社会情勢を反映した右肩上がりの推移を続けてきたのです。
人口ダイヤモンドの存在
ただ最近では外観だけではなく科学的にも天然ダイヤモンドとの区別がつけられないほどのクオリティを持った人口ダイヤも出現し、かなり安い価格で販売されています。
かつては天然物しか存在しなかったダイヤも人口ダイヤの出現によってその価格が大きく低下する可能性もあります。
人口ダイヤの登場によって新たな価格推移の予感を見せ始めた天然ダイヤ、購入となると難しいですが円安の状況下も相まって、高額で売却するのであれば今がチャンスかもしれません。