名前:D様
年齢:60代
所在地:大崎市
買取した商品:真珠 ペンダントトップ K18 D 0.14ct 約4.0g パール ホワイトパール ブラックパール シルバーパール
買取した品物のご紹介
D様にご依頼頂きましたアイテムはK18の土台にダイヤモンドと、パールをあしらったペンダントトップです。
上からホワイトカラー、薄いブラックカラー、濃いブラックカラーの3つのパールが使用されており、大きさも上から順に小さい物が使用されています。
D様が若い頃に購入されたアイテムだそうで、シンプルで飽きの来ないデザインだった事から長年愛用されていたそうです。
パールとダイヤの上品な組み合わせが魅力的なペンダントですが、コロナと共にD様自体の外出回数が減りこのペンダントも使用する機会がどんどん減ってしまい手放す決意をされたそうです。
状態
地金部分、パール部分、ダイヤ部分をそれぞれ詳しく拝見させて頂きます。
使用されていたお話を伺っていたのですが、地金部分はさほど大きな傷や欠け等は見られませんでした。
またダイヤ部分に関しましても大きな傷や、欠けはございませんでした。
ダイヤモンドは硬い宝石として有名ですが、カットを施した角の部分が欠けやすいので注意して拝見させて頂く必要があります。
続いてパールを拝見させて頂きました。
お写真をご覧いただきますと分かる通り、若干ひっかき傷が付いてしまっているのが見てとれます。
査定額
¥13.000-
地金部分のお値段と多少パールにもお値段をつけさせて頂きました。
何故このお値段なのかをD様に説明したところ、ご納得頂きご成約の形となりました。
査定ポイント紹介
今回のペンダントはダイヤモンドとパールをあしらったシンプルで上品なペンダントになります。
まずはダイヤモンドを拝見する際に重要視する欠けや傷の有無の確認になります。
ダイヤモンドはモース硬度が10段階中10である、唯一の宝石で硬く傷が付きにくい宝石としても有名です。
しかしダイヤモンドの特徴として靭性が弱いという弱点があります。
靭性とは簡単に説明すると物質自体が持つ粘り気の事を指します。
粘り気が弱いので衝撃に弱く、硬い物にぶつけてしまうと欠けてしまう可能性があります。
モース硬度は硬さを表す指標なのでダイヤモンドが硬い宝石である事は間違いありません。
しかしひっかき傷等に強いという指標であって衝撃には弱いので注意して扱う必要があります。
従ってダイヤモンドも欠けてしまう可能性がある事から、ルーペでしっかり拝見させて頂く必要があります。
この時に仮に欠けていたり割れてしまっている場合、査定額に大きく影響してしまいます。
少し欠けている場合でしたらリカットという作業を施し、ダイヤモンドをカットし直し再度傷のない状態に仕上げる事が出来ます。
ただリカットするにも費用が掛かりますので、マイナス査定になってしまいます。
次にパールについてです。
ペンダントに使用されているのは南洋真珠と呼ばれるパールになります。
比較的大きいサイズのパールが取れ、カラーバリエーションも豊かな事から、ピアスやリング、ネックレスに加工され人気が高いパールの一つです。
パールを査定するにあたり重要なのが傷の有無、形、色、大きさ等が重要になります。
傷に関しましては自然にできた傷と加工する際にできた傷の2種類があります。
今回のペンダントにはえくぼと呼ばれる自然にできた傷が確認できました。
このえくぼはパールが成長する際に自然に出来てしまう傷なので、天然物としての証拠になります。
しかしえくぼがない方が製品やパールとしての価値が高いので購入する際に注意したいポイントの一つです。
形に関しましては比較的真円に近いパールが使用されています。
パールは自然に形成される物なので、楕円形の物やバロックと呼ばれる変形している物等が存在します。
この2種類よりも真円のパールの方が養殖が難しいので価値が高いです。
また色に関しましてはピーコックカラーと呼ばれるカラーのパールだと、更に高い査定額になる可能性があります。
ピーコックとは英語で孔雀を意味する通り、緑がかった黒のカラーリングをしたパールを指します。
国内外問わず人気の高いカラーリングで需要が高いです。
最後に大きさになります。
今回のパールはどれも10㎜以下の物が使用されています。
南洋真珠だと大きさが10㎜以下の物はあまり評価が高くありません。
10㎜以上の真円でえくぼもなく照りが強い物が高額査定につながりやすいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
お手持ちの宝飾品を比べながらお読みいただけたら幸いです。
弊社では無料鑑定も行っております。
少しでもお値段知りたい等ございましたら、お気軽にご相談下さい。