<ブランデーのトップメーカーヘネシーとは?>
さてブランデーと言えば海外旅行のお土産でタバコとお酒が主流だった頃は沢山の人が購入し飲まれていたお酒で高級酒として重宝されたブランデーですが今ではあまり口にする機会が少ないお酒だと思います。
因みにブランデーと言えばワインと同じ様にブドウのイメージが強いですが果実酒を蒸留した物の総称であり様々な果実のブランデーが存在します。
そのブランデーメーカーの中でもヘネシーは高級ブランデーの代名詞とも言えるコニャックの40%とというトップシェアのメーカーでキングオブヘネシーと言っても過言ではない蒸留メーカーです。
1765年に設立さえれたヘネシー蒸留所はその後シャンパンで有名なモエ・シャンドンと合併しモエ・ヘネシーとなりました、さらにその後誰もが一度は憧れるアパレルメーカーのルイ・ヴィトンとの合併を果たし世界でも有数の巨大企業となりますが何と翌年深刻な経営危機に陥り今度はクリスチャンディオールのオーナーに買収される事となりました。
ヘネシーのブランデーでやはり一番に思いつくのはひょうたんの様なボトルのXOだと思いますが今回ご紹介するパラディはそんなヘネシーの原酒の中でも秘蔵古酒熟成庫と呼ばれる特別なお酒がブレンドされておりまさにパラダイスを表したお酒と言っても過言では無い物です。
現在ではこの形ではなくもっとシンプルでただ物ではない雰囲気を放っているボトルで発売されており価格的にもちょっと気軽に飲める価格帯のお酒ではありません。
<査定の注目点と価格>
まずお酒、特に古酒で一番重要な要素となるのがお酒の残量です。
基本的に全てのお酒に言える事ですがアルコール度数が高いお酒はどんなに気を付けて管理していて揮発による減りは防ぐ事が皆無です。
勿論コストと手間をかければそれを減らすことは可能かと思いますが一般の家庭ではかなり困難だと言えます。
今回お持ち頂いた商品も購入からかなりの時間が経過してしまっている事で数センチの液面低下が見られました。
高価なお酒であればあるほど当然ですが液面低下はマイナス要素にしかなりません。
ブランデーやウィスキーなど年数が経てば価格が上がるお酒は現在ではかなり限られていますその為もし飲む可能性が無いお酒はなるべく早く良い状態のまま手放した方がトータルで考えてお得だと思います。
次に外見で判断できる部分としてはグリーンボトルや
金キャップなどがありますが
こちらはその名の通りグリーンががかったボトルや金色のキャップで閉められている商品は年代的に古い物の為現行品より現存数が少ない為金額アップの要素となる事が高いと言えます。
その他にはラベルの状態なども価格に大きく影響する要素と言えますが今回お持ち頂いた商品は箱などを処分してしまい出したままの状態にしては正面のラベルや
裏面のラベルも綺麗な状態を保っていると言えます。
この様な要素を含めて査定をさせて頂き今回買取させて頂いた価格は80,000円です。
上記でもお話した様に箱を処分してしまっていたのと液面の低下で査定額は少し下がってしまっていますがパラディの名に恥じない高額なお値段のつくお酒でした。
<傾向とまとめ>
最後に最近のお酒買取傾向ですが希少価値の高いお酒は相変わらず価格の高騰が見られますが全体的には上っていくと言う傾向は見られない様に思います。
コロナの影響もありお酒を手放す人が多い市場で一般的なお酒は飽和状態で溢れている状態といえると思います。
更に一昔前の様に日常的に飲むお酒でブランデーやウィスキーの様なお酒で使用される物が限られてきてしまっている為市場の供給量より需用値の方が一般的には低いと言えます。
ただ結局売る時期を伸ばしたとしてもこの先需用値が上る保証もなく更に取って置いても残量は減り状態は悪くなってしまう可能性が高い為最終的には早めに処分した方が良いという結論にたどり着いてしまいます。
もしご自宅に飲まないお酒や処分を考えているお酒がありましたら是非一度当社までご相談ください。