中国切手買取実績 蝶シリーズ
お客様情報
お客様: H様
所在地: 栃木県
年齢: 50代 女性
買取方法: 宅配買取
売却品: 蝶シリーズ 16枚
買取を依頼した理由
父の遺品であった切手アルバムが10冊程度あり、ほとんどが日本の記念切手だったので、整理したいと思い売却を依頼。
その中に中国切手が一部含まれていたので、日本の切手とは別途にして査定。
中国切手は価値が上がっているとの話はなんとなく聞いていたが、この蝶のシリーズはどうなのか実際に話を聞いてみたかったとの事でした。
買取価格
買取金額 ¥10,000-
中国切手、査定したポイント
1963年に発行された蝶シリーズは20種のロングセットです。
選ばれている蝶がすべて中国特産の種であり、かつ広範囲の蝶が選ばれています。
一次と二次に分かれて10枚ずつ発行されています。
デザインもシンプルで白地がバックに蝶が一羽ずつ収められています。
発行年は1963年と古いのにあまりプレミアがつく切手ではないのは、発行枚数が多く出たものでしょう。
また文革時代より前の切手であるのでそこまで希少価値が上がっている切手ではないのです。
切手は未使用の状態ではありましたが、やはり20種コンプリートしていないという事が査定が伸びなかった要因です。
逆に20種揃えば、保管状態にもよりますが、¥20000前後の買取が可能かもしれません。
この蝶シリーズは20種もあるので、なかなか揃っているというのは難しいかもしれませんが、やはりシリーズが揃うと揃わないでは特に中国切手は査定が変わります。
中国切手買取 まとめ
1963年~1964年に発行された切手は他にも「一次」と「二次」の二つの期間に分けて発行されているものもあり、有名な「大パンダ」もそうなのです。
こちらも希少価値は薄いものの6種の完品状態であれば査定も上がります。
またシリーズものとして有名な「牡丹」シリーズも1964年に15種類のバラ切手としても発行されています。
中国切手は日本で発行されている切手とは少し違い、それは、”切手の種類に応じた枚数がある”ということで、決まった枚数のシリーズものが多いのです。
基本的には三種、四種といった枚数が決められており、これらのシリーズがすべてそろっていることで初めて中国切手の価値がつけられるのです。
逆を返せば、全シリーズがそろっていないと、場合によっては評価の変動の落差が大きくなります。
中国切手には「3種完」や「8種完」などの名前がついている場合が多いのですが、これが示しているのは全部で何枚あるシリーズなのかということです。
たとえば「8種完」のものは、バラでも価値があるかもしれませんが、8種類全部そろっていたら、1枚分の値段どころか、もっとまとまった金額で買取してもらえる可能性があります。
特に毛沢東時代のものはバラかシリーズで揃っているかで査定も変わりますので、チェックが必要です。
国内で販売されている記念切手の買取相場は中国切手の高額化に反比例するかのごとく、そのほとんどが額面割れをしています。
日本における中国切手の収集は、日本の切手ブームの折に外国切手も一緒に集め出した人が多かったために、日本国内にも保有している方も多いといわれます。
日本の切手ブームは残念ながら収束してしまいましたが、現在中国では切手収集ブームが起こっており、切手の買取相場というのは上がっています。
ピークは過ぎたようですが、まだまだ高額買取されているようですので、もし不要な中国切手がお手元にある方がいらっしゃれば、ブームのうちに売ってしまう方が良いかもしれませんね。
中国切手は、ここ数年で買取相場が高額化しました。
その主な理由が近年まれにみる中国の経済成長があったため、中国国内で富裕層が増加し、それにより切手収集を趣味としている人も増えてきたのだと言います。
とはいえ、中国のバブルもいつはじけるかは不透明。
もしお手元に中国切手があるのであれば、なるべく早めに買取をしてもらったほうが価値も下がることはないでしょう。