地中海珊瑚とは
宝石珊瑚の発祥の地は地中海沿岸のシチリア諸島近郊で北太平洋西部、ハワイ、ミッドウェイ周辺が産地として有名です。
地中海珊瑚は浅瀬で採れる事がありますが、珊瑚礁を手で採取している漁師の様子が描かれた絵などが残されていて珊瑚が手で採れるなんてすごく素敵です。
現在では地中海珊瑚のほとんどは資源としては減少しており日本からの輸入に頼っているようですがヨーロッパで珊瑚がもっと多く生息していた頃は地中海珊瑚ならではの宝石の価値がもっとあったのではないでしょうか。
地中海珊瑚は日本産珊瑚にくらべると原木も小さく宝石としての価値が廃棄率の多さで宝石としての加工ではそれほど大きなものが取れないようです。
地中海珊瑚の魅力
日本産珊瑚にくらべて地中海珊瑚のカラーグレードは明るみのある宝石珊瑚が多くその鮮やかな地中海珊瑚は稀少価値の高い日本産珊瑚の血赤珊瑚とはまた違った魅力が感じられます。
ヨーロッパでの宝石としての珊瑚のイメージは明るい地中海珊瑚ではないかと思いますが高級なジュエリーのメゾンでも見かけるのはやはり大粒のオーバルの形などにカットされた地中海珊瑚の宝石珊瑚がとても印象的です。
宝石珊瑚の価値観は日本海近郊の深海で採れるような原木が大きなものが高価買取りさます。それと同時に珊瑚の色が赤いほど高値がつきます。
地中海産珊瑚については原木が小さなものが多いですがあの明るい地中海珊瑚は大変魅力的でカットもパーフェクトなら宝石としての価値は大変高いものになります。
ワシントン条約とエンジェルスキン
Paracorallium japonicum (赤珊瑚)
Corallium elatius (桃珊瑚)
Corallium konjoi (白珊瑚)
この三種の珊瑚については絶滅のおそれのある野生動物植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)に掲載され国際輸出の際は輸出国管理当局が発行する輸出許可書、原産地証明書などが必要になります。
日本海近郊での珊瑚の密漁が問題になっていますが地中海珊瑚の取り引きも珊瑚漁が少なくなる可能性が高くなると地中海産ベニサンゴなどは価格が高騰している傾向にあります。
資産的価値としての珊瑚は今後、さらに高まる傾向がありますが細工にしてある珊瑚や原木の置物なども大きいものに限らずその価値はカラーグレードやカットによる技術でも高価買取りがされていくかもしれません。
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