こんにちは。
本日は赤珊瑚のネックレスについてご紹介いたします。
買取した商品のご紹介
まず、先日お買取りさせていただいたこちらの赤珊瑚のネックレスをご紹介いたします。
赤珊瑚の丸玉を繋ぎ合わせたネックレスになります。
総重量は41.1gです。
状態
赤珊瑚の査定で重要な査定ポイントとなる色、今回査定のネックレスは血赤まではいきませんでしたが、きれいな赤色です。
また、中央の最大の丸玉が12.5㎜と中々大きい物でした。
10㎜以上ある丸玉はほとんどない為、希少価値が高いです。
今回12.5㎜玉は中央のひとつでしたが、例えばネックレス全体がこの12.5㎜の丸玉であればより一層その価値は高くなり値が上がります。
画像で分かるように、珊瑚の表面が白くなっている部分が分かるかと思います。
きれいな赤色ではありますが、このように細かな「フ」がみられるのは、残念ながらマイナス査定となってしまいます。
査定額
今回の赤珊瑚のネックレスの査定額は40,000円です。
こちらの金具の部分がK14のWGでプラス査定となりました。
査定ポイント紹介
宝石珊瑚の査定ポイントは大きく分けて5つあります。
1.真贋
2.色
3.大きさ(重量)
4.形
5.状態(傷・割れ)
以上の5つが赤珊瑚の査定ポイントになりますので、詳しくご紹介いたします。
1.真贋
赤珊瑚の査定でまず見るのは真贋です。
希少価値の高い赤珊瑚には、偽物も多く存在します。
偽物はプラスチックや樹脂、ガラスなどで作られることが多いですが、どれも本物の珊瑚とは質感などに大きな違いがあります。
本物の珊瑚は熱を持たず、触ると冷やりとしているのが分かります。
天然の珊瑚は熱を伝えないからです。
火であぶったとしても、本物であれば珊瑚はほとんど熱くなりません。
これは真贋の際に試せますが、火を使わずとも白熱灯を使用して確かめることができます。
2.色
今回のような赤珊瑚の場合、珊瑚の色合いで査定は大きく左右されます。
珊瑚は、白珊瑚→桃珊瑚→赤珊瑚→血赤珊瑚とあり、白珊瑚から順に価値が高くなります。
1番価値が高いのは血赤珊瑚になります。
3.大きさ(重量)と 4.形
「珊瑚」と言われて想像するのは海底にある枝状の物だと思います。
赤珊瑚も勿論その枝状の物(原木)から、丸玉などの装飾品に加工されています。
その中でも最も価値が高いとされているのが丸玉になります。
丸玉の大きさは原木の枝の太さによって変わります。
日本産の赤珊瑚の原木から作られる丸玉が8㎜程が平均的な大きさと言われています。
枝が太ければ太いほど、大きな丸玉が作れ、大きければ大きいほどその価値は上がります。
丸玉の他に装飾品で多いのはカボションカットやドロップカットの物ですが、これは丸玉が作れない場合にその形になったと考えられる為、丸玉よりは価値が下がります。
しかし、必ずしも丸玉という訳ではなく、カボションカットでも血赤珊瑚であったり、大きさがある物であれば価値は高くなります。
一番価値があるとされている物は、血赤珊瑚で10㎜以上の丸玉ということになります。
5.状態
最後に状態についてです。
色・形・大きさがいくら良くても、状態が最悪の場合はやはりマイナス査定となってしまいます。
赤珊瑚は自然界で育っている天然のお品物ですので、ほとんどの物に「フ」と呼ばれる白い斑点や、虫食い、ヒビなどが元々存在します。
また、赤珊瑚は変色してしまうと元には戻せない為、普段の手入れが重要となります。
まとめ
赤珊瑚の人気は、中国をはじめとし世界各国であります。
特に中国ではより人気が高く、縁起の良いとされる赤色の珊瑚は他国よりも高値で取引がされています。
中でも日本産の赤珊瑚は希少価値が高く、人気も高いです。
日本で獲れる赤珊瑚の多くは台湾へ輸出されてしまう為、より一層、良質な赤珊瑚の入手が難しいと言われています。
お手持ちの赤珊瑚のご売却をご検討の際は、是非ラフテルまでご連絡ください。