1ct（カラット）ダイヤを使ったジュエリーの価格はどのくらい？

1カラットのダイヤモンドは永遠のあこがれ、というキャッチコピーもあるくらい、女性にとって一度は身につけてみたいダイヤモンドです。

ダイヤモンドの大きさにはいろいろなサイズがありますが、その中でも特に1カラットの大きさにこだわって、価格を調べてみました。

1ct（カラット）ダイヤの価格はどのように決まる？

ダイヤモンドは厳しい品質管理を行い、専門の鑑定士によってその価値が保証される宝石です。まずダイヤモンドの価格がどのように決まるのか、しっかり覚えておきましょう。

ダイヤモンドの大きさをあらわすのに使われる「カラット」は重さの単位です。1カラットは0.2gとなっており、他の宝石や貴金属もこの単位を使います。

ダイヤモンドはいろいろな形にカットされるため、その大きさも一定ではありません。カットによってはとても大きなダイヤモンドに見える場合もあります。そのため重さの単位であるカラットを使いその価値を決めています。

ダイヤモンドの重さが0.2gというのは、なんだかとても軽くて小さいイメージが強いですが、ダイヤモンドは外からの光を通すことで、見た目よりも大きく輝くようにカットされています。ダイヤモンドの1カラットは、他の宝石よりもぐんと大きく見えるはずです。

ダイヤモンドの価格はカラットだけではなく、他にカラー、クラリティー、カットの要素を合わせ、4つの要素で鑑定を行います。この要素を「4C」と呼んでいます。

4Cの要素は項目ごとにグレードが設けられており、それぞれを熟練した技術を持つダイヤモンド鑑定士が鑑定を行います。

カラーはもっともグレードの高いものは無色透明で、グレードが下がるにつれて白色から黄色味がかった色へと変化します。

クラリティーはダイヤモンドの中に含まれる内包物や亀裂、また曇りなどを指します。10倍のルーペで観察して、ようやく見つけられるというレベルで鑑定するため、ダイヤモンドの知識がない方にはほぼ見分けられないぐらいです。

カットはダイヤモンドのプロポーションの精度を見ていきます。いかにきれいな断面を作り、面と面がずれることなく計算通りの角度でカットされているか、それは専門家にしかわからないほど精密なカットの技術です。

4Cの要素がすべて高いグレードであれば最高級の品質となり、非常に高い価格がつきます。1カラットで最高級の品質ならば軽く100万円を超えるでしょう。

では実際に取引されている1カラットのダイヤモンドジュエリーは、どのくらいの価格相場になるのでしょうか？

ダイヤモンドのピアスの場合は、2つでセットになっているのが通常の形です。1カラットのセット、つまり0.5カラットずつで1組になっている、ダイヤモンドピアスの相場価格を調べてみました。

1組で1カラットのピアスは、10万円ぐらいから見つけることができます。いわゆるノーブランドのジュエリーであれば非常にお手頃です。

また少し小さめのダイヤモンドをいくつか使ったデザインピアスであれば、さらに手頃な価格になります。

意外にもお手頃な価格のピアスですが、これは最高級のダイヤモンドではなく、もう少し品質を落としたダイヤモンドを使ったピアスです。

最高級のVVSやVSクラスのダイヤモンドは、婚約指輪などブライダル用のジュエリーに使われており、一生の記念に購入する方が多くいます。しかしピアスの場合は気軽なジュエリーとして楽しむ方が多いため、品質を落としたダイヤモンドを使うケースが多く、その分お手頃な価格になっています。

またピアスで1カラットの大きさとなるとかなりの迫力になるため、日本人の顔の形を考えると1セットで0.5ctぐらいが、ほどよいサイズと言われています。

今度はダイヤモンドネックレスの価格相場をご紹介します。ネックレスも一粒のダイヤモンドで1カラットなのか、小さいダイヤモンドを1カラット分使用しているかで、かなり価格相場が変わってきます。

まず一粒ダイヤモンドのネックレスは、15万円ぐらいからの相場になります。使用するダイヤモンドのグレードで価格はどんどん変わるため、こだわりのダイヤモンドを使ったネックレスとなると、100万円以上のものもたくさんあります。

また小さいダイヤモンドを集めたネックレスは、10〜30万円ほどが価格相場となっています。

ピアスにくらべると、1カラットのダイヤモンドを愛用している方が多いようです。また品質の高いダイヤモンドや、カラーダイヤモンドのネックレス、またデザインされたネックレスなど、いろいろな種類が選べるのも特徴です。

いかがだったでしょうか？1ctダイヤモンドの価格をご紹介しました。

婚約指輪などのブライダルジュエリーとは少し違い、ご自分で気軽に楽しんだり、お誕生日のプレゼントとして選ぶには、このクラスのダイヤモンドでも十分に楽しむことができます。

1カラットの迫力はやはり魅力的です。ぜひ愛用できるダイヤモンドを見つけてください。