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【中国切手を高額買取をしてもらうためのノウハウ】

中国切手の価値とは

昔から芸術性の高さや希少価値から高額で取引されてきている中国切手ですが、特に近年、「投資対象」や「コレクション」として注目を集めています。

種類によっては、数千万円ほどの値が付く切手も存在します。

特に高い価値が付く中国切手は文化大革命時代の切手です。

一般的に中国切手とは中華人民共和国発行の新中国切手(1949年以降)のことを指します。

新中国切手の種類として以下の品物があります。

・編号が(紀)の記念切手

例→紀18.4-1とは18番目に発行された4セットの1枚目という意味です。

(紀)のついた記念切手は全部で470種類発行されています。

代表的な切手を紹介しますと、梅蘭芳舞台芸術(紀94)があります。

梅蘭芳舞台芸術(紀94)
梅蘭芳舞台芸術(紀94)

・編号(特)の特殊切手

(特)がついた切手は1951~1966年まで発行されていました。

記念切手との違いは、記念切手は○○記念などいわゆる記念日にちなんで発行された切手ですが、特殊切手は天安門などの中国の名勝などを紹介する切手に多くあります。日本切手だと記念切手に分類されます。

(特)のついた特殊切手は全部で462種類発行されています。

代表的な切手を紹介しますと、牡丹シリーズ(特61)があります。

・文化大革命時代の切手(文)

1967年4月~1970年6月まで発行されていました。

プロレタリア文化革命が起き、(紀)(特)の切手は廃止され、切手の印面に記号が無くなりました。

当時の政府が切手の発行時に(文1)(文2)などの番号で呼んでいたので今もその名称が正式になっています。

(文1)から(文20)まで発行されており、全80種類発行されています。

しかし、発行中止になった切手もあり、それらは市場にはほとんど流れていません。

文化大革命時代の切手の特徴として、全体的に革命の象徴色である「赤」と「毛沢東」が描かれた品物が多く、発色が美しいです。

また、当時の切手の輸出が禁止され、状態の良い品物が中国国内に少ないということもあり、希少価値が高い品物が多いです。

代表的な切手を紹介しますと、毛主席の最新指示(文10)があります。

毛主席の最新指示(文10)
毛主席の最新指示(文10)

・文化大革命時代の切手(革)

1970年発行の「現代京劇」より切手に投資番号が入るようになりました。

そこで(文)切手と区別するためにこの切手以降は(革)切手と呼ばれています。

(革1)から(革21)まで発行されており、全95種類となります。

革の時代より、切手の絵柄もバラエティ豊かになり、時代の変化が見られます。

代表的な切手を紹介しますと、オオパンダ2次(革14)があります。

・編号(J)の切手

1974年以降に発行された記念切手のことを指します。

文革以前の(紀)と同じ意味でJとは「JININ」(記念)です。

代表的な切手を紹介しますと、全国科学大会(J25)があります。

・編号(T)の切手

編号(J)同様1974年以降に発行された特殊切手のことを指します。

文革以前の(特)と同じ意味でTとは「TEZHONG」(特殊)です。

代表的な切手を紹介しますと、1980年年賀切手 申(T46)があります。

・その他の普通切手

日本と同様、日常郵便向けとして普通切手を発行しており、これらには編号は入りません。

普通切手のなかにも多少プレミアが付く品物がありますが、数は多くないです。

中国切手はなぜ高額買取がされるかといいますと、以前中国で切手の収集や国外への輸出が禁止されていたことが大きいでしょう。切手を収集することがなければ、郵便物を郵送するときに貼って使用するだけです。発行された切手のほとんどが、スタンプが押されて使用済みになってしまったのです。

輸出もされていないことから、未使用できれいな状態を保っている中国切手は非常に価値があります。発行枚数が少ない、プリントミスがあって即回収をされたなどのことがある場合、プレミア価値が出始めることで高額で取引される中国切手となるのです。

高額買取が期待出来る中国切手とは

中国切手にはプレミアのつく品物があります。

このプレミアとはその切手が発売されてから発売されなくなるまでになにかの問題が起こることや、発行枚数が極端に少なくレアな物として価値がある品物、その切手の種類全ての切手が揃っている状態のことなど沢山の要因があります。

高額買取が期待できる中国切手(プレミア切手)を数種類紹介します。

・徐悲鴻 莽馬 小型シート(T28)

徐悲鴻 莽馬 小型シート(T28)
徐悲鴻 莽馬 小型シート(T28)

1978年に発行された切手で、墨画で描かれた四島の馬が印象的な切手です。

比較的よくあるプレミア切手の1つであり、状態が良ければ数万円で取引されることもあります。

・紅桜夢 小型シート(T69M)

1981年に発行された切手であり、とても美しく青春時代を思い出させてくれる逸品です。

状態が良ければ数万円で取引されることもあります。

・全国科学大会小型シート(J25M)

1978年に発行された切手で、状態が良ければ数万円で取引されることもあります。

・古典小説<西遊記>8種完(T43)

1979年に発行された切手で、日本でもおなじみの西遊記の絵柄の切手です。

国内でも比較的流通しています。

8種類あり、全てが揃っているとプレミア価格で取引されることもあります。

・船シリーズ 4種完(革7)

1972年に発行された切手で、比較的珍しい切手です。

4種類あり、全てが揃っているとプレミア価格で取引されることもあります。

・少年たちよ、子供のころより科学を愛そう(T41M)

1979年に発行された切手で、小型シートという部類の切手です。

かわいらしい女の子と背景の宇宙と海中模様が印象的な1枚です。

状態の良い品物で、10万円前後で取引されることもあります。

・牡丹小型シート(特61M)

1964年に発行された切手で、牡丹の花が描かれた中国らしい切手です。

保存状態が良ければ、ピーク時には10万円以上の値段がつくこともありました。

・赤猿(T46)

赤猿(T46)
赤猿(T46)

1980年に発行された切手で、プレミア切手の代表格です。

日本でも比較的流通しており、1枚で数万円、シートだと数十万円で取引されています。

猿の顔がきれいな金色のままですと、極上品として更に高値がつきますが、なかなか極上品には出会えません。

・毛主席の長寿を祝う 11種完(文1)

1967年に発行された切手で、毛沢東の代表的なプレミア切手となっています。

11種類全て揃っていて、未使用、美品の品物は高額プレミアがつきます。

もちろん1枚だけでもそこそこの良い値段が付く切手です。

ピーク時には100万円を超えて値がつくときもあったほどの切手です。

・毛主席の最新指示 5種完(文10)

1968年に発行された切手で、こちらも毛沢東のプレミア切手です。

1枚だけでもそこそこの値段が付きますが、5種類全て揃っていて未使用、美品の品物は、高額プレミアがつきます。

ピーク時には100万円近い値がつくときもあったほどの切手です。

・梅蘭芳舞台芸術小型シート(紀94M)

1962年に発行された小型シート型の切手です。この切手は間違いなくお宝といえる品物で世界に2万枚しか発行されていない非常にレアな中国切手となっています。

ピーク時には、状態のいい品物で200万円程度で取引されたこともあります。

このクラスになると、使用済みでもいい値段になります。

・全国山河一片紅

全国山河一片紅
全国山河一片紅

1968年に発行された幻ともいえるほどのお宝切手です。

発売後半日で発禁になった幻の8分切手「全国山河一片紅」です。

1968年に、中国の全ての省・直轄市・自治区に革命委員会が出来たのを記念して発行されました。

しかし、切手の絵柄に南沙諸島と西沙諸島が描かれていなかったことと、台湾だけが赤く塗りつぶされてなく白いということで郵政部は発売を禁止し、回収されました。

ただ、その間に一部が売られ、ごく少量が流通しました。

ピークの時には、数千万円程度の値段がついた品物もありましたが、ニセ物も多く出回っています。

このように沢山の種類のプレミア切手が存在します。

中国切手ブームにより、偽物も多く出回ってしまっていることから希少とされるプレミア切手は偽物も多いとされています。

中国切手の買取をしてもらう際に注意すること

中国切手は1枚で高くなる有名なプレミア品物や、そうでない多少の値が付く品物があるため、それぞれの中国切手の価値を知ることが大切となってきます。

有名なプレミア切手は先ほど紹介したような額面が跳ね上がるような品物を指します。切手屋さんに持っていきその切手がどれくらいの価値が付く品物なのか、その切手の名前を教えてもらい自分で調べてみるなどの方法で誤った金額で買取りされることを防ぐことができます。

普通の切手が大量にある(ファイルに沢山入っている)状況の場合は、自分が所持している中国切手の総額面がいくらあるのかをある程度で構わないので計算することが大切となってきます。

額面を知らずに沢山の切手を同時に買取りしてもらうと中には半値で買取りをされてしまう場合があるからです。

また、シリーズ物や複数枚で1セットのような切手は、出来る事なら全部集めてから売却した方が高額で買取してもらえます。

中国切手に関心がある方は、こちらの記事「中国切手買取のノウハウ」をお読みください。

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