赤珊瑚とは
赤珊瑚は、宝石珊瑚の中でも最高級と言われていますが、なぜ赤珊瑚と呼ばれているか知っていますか??特段、大きな理由はないのですが、日本産の珊瑚と地中海産の珊瑚を区別するためにつけられたそうです。なので、赤珊瑚といった場合は日本産であると覚えておきましょう。赤珊瑚は、海底100〜300mくらいのところに生息しており、特に日本近海の土佐湾あたりで多く採取されると言われています。もちろん、潜って赤珊瑚を採ることはほとんど不可能でしょう。
赤珊瑚の実物を見ていただくとわかると思いますが、赤珊瑚にはブツブツ面とツルツルしている面があります。
これができているのには理由があります。それは潮の流れです。珊瑚は潮の流れ沿って立っているため、潮の流れを直に受ける側は表面にブツブツと穴できており、直に受けていない方に関してはツルツルとした表面になっています。赤珊瑚は、本当に貴重な宝石になりうるので、もしお持ちの場合は大事に扱ってくださいね。
ちなみに、珊瑚も動物ですから大小があります。大きい珊瑚の方が、宝石珊瑚のアクセサリーを作る上で良いので高値がつきやすくなります。
とても高級と言われている10ミリ以上の丸玉珊瑚のアクセサリーを作るのにはだいぶ大きな珊瑚の原木が必要になりますので、希少性が非常に高いです。
赤珊瑚の相場
【S】傷や色ムラがないもの
【A】目では確認はできないが、わずかな傷や色ムラがあるもの。
【B】傷や色ムラが目でかくになどの欠点が、肉眼で確認できるもの
【C】クラックが、やや目立つもの。傷や色ムラが肉眼で確認できるもの。
【D】クラックや色ムラ、傷等の欠点が明らかに目立つもの。
フ点とは何か?
珊瑚の原木には、骨のような白色の「フ」が存在します。ただし、この「フ」が見られるのは、日本産の赤珊瑚だけになりますので覚えておきましょう。
珊瑚の丸玉を作るときには、白色の「フ」が出来てしまうのが一般的ですが、時より「フ」がとても少ないものも存在します。原木が多く、しかも「フ」があまりないものですと希少性は相当高くなりますので、値段が跳ね上がります。10ミリを超える珊瑚になれば「フ」は間違いなく存在してしまうので、できる限り「フ」が少ないものが高価買取をしてもらう可能性が高いです。
赤珊瑚の買取相場まとめ
赤珊瑚について書いてきましたがいかがでしたか??珊瑚にはいろんな種類があり、産地も異なりますので、なかなか覚えるのが難しいとは思いますが、赤珊瑚は日本産と理解しておけば覚えやすいと思います。
また、赤珊瑚はとても希少性が高く高値で買取がされていますので、ぜひお持ちの場合は査定に出してみてはいかがでしょうか?
より詳しい「赤珊瑚の相場」を見たい方はこちらをお読みください。