名前:B様
年齢:40代
所在地:南会津町
買取した商品:日本刀 脇差し
買取した品物のご紹介
今回ご売却していただいた商品はこちらです。
今回の依御頼人の方は、ご実家の遺品整理をしていたところ、こちらの商品が押し入れから出てきたそうです。
昔は、床の間に飾ってあったようですが、ご自宅のインテリアに合わないとの事、小さいお子様がいるためご自宅で保管するのは難しいとの事で、今回ご依頼をお受けいたしました。
近頃は、馴染みのない日本刀ですが、本来は家や個人を守るための「守り刀」として自宅においており、基本的には代々受け継がれているものが多いそうです。
続いて気になるのは、日本刀の定義ですが、主として日本独自の鍛造法で日本で制作された刀。
また、刀身の片側に刃を持ち、反りのある刀剣類を指します。
それでは状態を詳しく見ていきましょう。
状態
下記のお写真を見てお分かり頂ける通り、大きな錆などがないです。
しかし、10年程押し入れに入っていたそうで、毎日お手入れをしていた訳ではないので輝きがなく、くすんでいる様に見られます。
次に茎から柄を外した時のお写真です。
茎の部分は、日本刀が折れないように、「芯鉄」と呼ばれるやわらかい鉄でできているため、上身と比較すると非常に錆びやすく、ご覧いただける様に錆が見られます。
続いて茎の表のお写真と裏のお写真です。
こちらは、上が茎の表のです。
よく見ていただきますと、菊紋伊賀守藤原金道という刻印があります。
下は茎の裏のお写真です。
こちらもよく見ていただきますと、日本鍛冶惣匠という刻印があります。
この刻印はどちらも在銘と言われる、「誰が作ったのか」・「どこで作ったのか」を明確にするためにあるものです。
この在銘の有無で査定額も変わってきます。
査定額
この度弊社ラフテルで拝見させて頂き、ご提示させて頂いた金額は110,000円となります
ご依頼主の方は、危なくて処分を考えていたものに高額なお値段がつき、とても驚かれていました。
査定ポイント紹介
今回の主な査定ポイントはを紹介していきます。
まず初めに日本刀の買取りをするにあたって、下記のお写真の様な銃砲刀剣類登録書というものが必ず必要となります。
銃砲刀剣類登録書は、日本政府が美術品として価値があると認められた銃砲刀剣類に対して交付される戸籍のようなものです。
続いて下記のお写真は鑑定書です。
鑑定書は、銃砲刀剣類登録書とは違い無くても買取り可能です。
しかし、今回査定させて頂いた日本刀には、銘が記載されていたので、鑑定書の有無で買取り価格が大きく変動いたします。
また、今回査定させて頂いた日本刀には、鍔等の宝飾が無かったため刃の部分のみの査定額となりました。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、日本刀についてご紹介させて頂きました。
日本刀につきましては、銃砲刀剣類登録書さえ御座いましたらどのような状態でも、査定可能ですので、御処分や、ご売却をお考えの方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。