珊瑚リングを買取で悩んでいる方は多くいます。
持っている方々がすぐに買取に動かない理由の中に、珊瑚リングに価値がある事を知らない事や、珊瑚への知識が少ない事などがあげられます。
家に使用しない珊瑚リングをお持ちで、買取を考えている方は、少しでも知識を深めて頂き、買取に出すきっかけにしてみてください。
珊瑚リングの買取の例
では、様々な珊瑚リングの種類がある中でも、実際に買取に出されたお客様の商品を例に上げ、買取価格や、査定のポイントなどを紹介していきます。
珊瑚(サンゴ)リング
K18 5.2g
直径 11.5mm
S 6,000円
買取金額 20,000円
買取を依頼した理由
こちらの商品は自分で購入したのか確認した所、こちらは、お母様からの形見として受け取って、大事にしまってあったが使用する事も無く、金銭面で困っていたので買取を希望したそうです。
珊瑚は見た目はきれいなのですが、好きな方は別としてあまり自分で購入したりする事がなく、人からのプレゼントや親族等からの相続で手元に入る事が多いようです。
特に若い方よりも、年配の方の需要が多いようです。
商品は保管状態のとても良い物でした。
珊瑚はちょっとした事から変色したり、傷ついたりし、査定額に響いてきてしまいます。ケースがある場合はケースにいれ保管するようにこころがけましょう。
珊瑚はナイーブなものですので、変色等に細心の注意を払う必要があります。
・査定したポイント
珊瑚の査定ポイントの中で重要視されるのは珊瑚の種類と色合い、大きさとなります。
まず、珊瑚の種類ですが、珊瑚の種類には大きく分けて4つの種類に分類されます。
赤い色をした珊瑚でも血の色の様に少し赤の中にも黒さを帯びた血の色に近い「血赤珊瑚」や、きれいな赤色の「赤珊瑚」桃色をした「桃色珊瑚」きれいな白色の「白珊瑚」です。
中でも「血赤珊瑚」は高価に買取されます。他にも白珊瑚などを赤色に着色した物も多くあり、着色されたものは査定額がさがってしまいます。
今回お客様がお持ちした珊瑚はきれいな赤色で着色した後がなく、純粋な「赤珊瑚」でしたが、「血赤」とまでは行かず「赤珊瑚」としての査定になりました。
次に大きさですが、真円で10mm以上の物は希少とされており、今回の商品は11.5mmと、10mmを超えていました。
カットはボール型の真円が一番評価が高く、次に楕円形のカボションカット次がドロップカット、あとその他のカットになるにつれ評価額も下がっていきます。
お客様の珊瑚リングはきれいな真円をしていたので、査定額の引き上げに繋がりました。
それらを査定し、珊瑚の値段を2,0000円の査定となりました。
お客様には珊瑚の色の説明と、珊瑚の大きさがもう少し大きければまた違う査定になっていたという説明をし、相場的な話を合わせて納得していただきました。
珊瑚リングの保管方法
手元に珊瑚リングがあっても、ただショーケースに入れて置くだけで大丈夫なのかという疑問を抱くお客様も多くいますので、珊瑚リングの保管方法について説明致します。
・衝撃を受けないようにする
珊瑚は硬度が低く、衝撃などから直ぐに傷がついてしまう事があります。指輪などの場合は特に擦れなどから傷がつきやすくなってしまいますので、日頃から注意する必要があります。
保管をする際には、万が一落としてしまわないように、高い所は避けるか、きちんとした戸などのある棚等に保管する事をお勧めします。
・熱を避ける
珊瑚は熱にも弱いという一面があるため、夏場なら直射日光が当たらないところや、冬場であれば、ヒーター等の風が直接当たらないような場所に保管しましょう。
・水分に注意
例えば、毎日使用している場合、人の生活と水回りは切っても切れない関係にあります。
珊瑚には「むし孔」と呼ばれる小さな穴や、肉眼では確認出来ない無数の空洞があります。水分がその中に入ると、成分が溶けてしまったり、変質する原因になります。水分がついたら、柔らかいきれいな布で乾拭きしましょう。
・汗や化粧水などにも注意
汗や化粧品は、珊瑚の表面を変質させる可能性がありますので、汚れたときはすぐに拭き取るようにしてください。
・保管方法のまとめ
上記でも書いたように、珊瑚はとてもナイーブな材質です。使用していないのであれば、ケースにいれて落としたり、熱のこもらない所に大切に保管をしておけば良いのですが、毎日使用している方であれば、面倒でも毎日外した際には乾いた柔らかいタオルで拭いてからケースに保管する事を心がけてください。
ちょっとした気遣いが、珊瑚の状態を維持すると共に、買取に出した場合の査定を落とさないポイントとなります。
珊瑚ってなに?
ダイヤやエメラルドが「鉱物」から作られる宝石であるのに対して、珊瑚は「生物」からつくられます。生物からつくられる宝石として他のものには、真珠や琥珀などがあります。
珊瑚のきれいな色合いは手を加えて出来るものではなく、長い年月をかけて自然界で作り上げられる物になります。
そういった事を知った上で珊瑚を改めて眺めてみると、神秘性を感じずにはいられないのではないでしょうか。
珊瑚の種類や色や形は豊富で、自分にあった一つを探し出してみてください。
珊瑚リングを選ぶポイント
珊瑚リングは購入する時に買取まで視野にいれて購入する方はいないと思いますが、買取需要もある事を理解した上で購入する事をオススメします。
その際にはやはり、価値のある「血赤珊瑚」や「赤珊瑚」、大きさは10mm以上の物を選ぶ事をオススメします。
財布の都合もあるかとは思いますが、少しでも価値のある物を選ぶ様にする事で、買取も視野に入れた中で満足の行く物を購入できるのではないでしょうか。
珊瑚買取に役立つポイント
珊瑚を買取に出す際にまず最初に悩むのは持っていくお店では無いでしょうか。
宝石やアクセサリーの買取をしているお店であれば大体は買取してくれますが、果たして、きちんとした査定をしてくれるのか…という不安が芽生えてしまうと思います。
やはりそんな時は、珊瑚リングを生業にしている正規店をオススメ致します。
少しでもお金になればいい…と思うお客様もいるかとはおもいますが、例え手元にある珊瑚リングが貰い物であったとしても、様々な思いの詰まったリングです。きちんとした査定をしてもらい、相応しい値段を付けて貰うことが大事になってくると思います。
珊瑚にノウハウのあるお店を選ぶ事をオススメ致します。
まとめ
珊瑚リングは美しい色などとは裏腹に、どちらかというと年配の方に人気で、若い方々にはあまり慣れ親しんでいないのが実情です。
ですが、珊瑚リングと一括りに言っても、様々な形や色の物があり、お客様の心を打つかもしれない物もたくさんあります。
たまたま家に珊瑚リングがあり、買取しか考えていない方でも、それをきっかけに珊瑚リングに心を打たれるお客様もいます。
家にある珊瑚リングの買取を考えている方は、少しでも珊瑚の知識を深めることが、納得のいく査定価格を引き出すポイントになってきます。それと共に、その知識を今度はお客様自身がお好きな珊瑚を選ぶ為に使ってみるのも、珊瑚を楽しむ秘訣になると思います。
様々な珊瑚リングを眺めたり知識をつけ、大切な一つを見つけたり、手放す際の査定額アップの秘訣を手に入れてみてはいかがでしょうか。