象牙買取実績 象牙一本牙 彫り物
お客様情報
お客様: K様
所在地: 東京都
年齢: 70代男性
買取方法:出張買取
売却品: 象牙一本牙 彫り物
買取を依頼した理由
今回のお客様は象牙の一本牙の彫り物が施されている品物でした。
象牙の一本牙には原木のままのものと磨いてあるものと彫り物が施されているものがあります。
彫り物は施した人が有名であればその分価値が上がります。
さて、今回のお客様の買取を依頼した理由は、昔お父様が買ってきたものでずっと家に飾ってあったそうなのですが、引っ越しをするということでこの際だから一緒に手放してしまおうと考えていたそうです。
どの買取業者にするかを息子様にインターネットで探してもらっていたところ、「象牙 買取 高い」で調べているとラフテルが出てきたということでした。
お客様は足を悪くしてしまっているということで、店頭買取は不可能になったので宅配買取か、出張買取を選んでいただきました。
宅配買取を選ばれたのですが、梱包するのが大変なのではと感じたので出張にてご自宅へ伺ってもいいですかと聞いたところOKが出たので出張にて査定をすることとなりました。
査定当日、ご自宅へ到着すると玄関先に今回の品物が準備されていて査定をスムーズに進めることができました。
値段を伝えたところ、買った当時よりは安くなっているが、これだけでも値段がつくのはありがたいということで売却をしてもらえる運びとなりました。
ラフテルのご利用、ありがとうございました。
買取価格
買取金額 ¥100,000-
象牙査定したポイント
今回の象牙は一本牙に彫り物が施されているものでした。
一般的に象牙の一本牙となりますと、彫り物が施されていないもののほうが高く売却ができます。
それは、その象牙の一本牙を別の違った形に加工することができるからという理由になります。
まずはそのことをお客様に伝え、査定を開始しました。
品物を見させていただきましたが、繊細な彫り物であり、欠陥している部分も見られなかったので品物自体はほこりが被っている程度の品物でした。
唯一のマイナス査定となったのが彫り物が施されていることで象牙自体の重量が減ってしまっているということでした。
そのことをお客様にお伝えしましたが、お客様もその理由に納得していただけたようで今回の100,000円というお値段での買取りとなりました。
買取り金額の100,000円は引っ越しの費用の足しにするということでした。
わざわざ玄関先まで運んでいただいたとこ、ラフテルを利用してくれたこと、ありがとうございました。
またのご利用をお待ちしております。
象牙買取 まとめ
今回、象牙彫り物を査定したポイントは彫り物が有名な方が彫ったものなのかどうかです。
象牙細工の歴史は、日本では約1,200年前、8世紀奈良時代に中国から渡った紅牙揆婁尺(こうげばちるしゃく)が正倉院御物として収蔵されています。
その後、江戸時代に広まった三味線と共に象牙の撥(ばち)の需要が高まり、撥に装飾を施す人々が牙彫師のはじまりと思われます。
江戸時代・享保年鑑(1716~1735)に大坂の彫師、吉村周山が中国製の象牙細工を摸製したのが始まりといわれ、主に根付の象牙彫が行われていたようです。
その後、根付と撥の普及と共に象牙細工は一つの産業として開花しました。 明治維新後は洋服の普及と共に根付の需要はなくなるが、1873年のウィーン万博への出品を機に日本の象牙工芸品は輸出貿易が急増加しました。
著名な方が作ったものであれば美術品として値段がつくのですが、それ以外になってしまうと、今回のような一本物だと通常の彫り物がされていないもののほうが値段が高くなります。
なぜかというと、一本象牙は飾りとしても使われているけれども、本来は素材として使われるもので、有名な方の彫り物でなければ彫ってある分象牙の質量が減っていると判断になってしまうためマイナスの査定になってしまいます。
お客様にも納得いただき今回100,000円にてお買取りさせていただきました。