珊瑚には様々な形をした物があります。
アクセサリーでは指輪を始め、ネックレス等が主ですが、隠れて人気なのがブローチです。
今回は珊瑚のブローチがどれくらいの金額で買取されるのかなどを紹介していきましょう。
珊瑚ブローチの実際の買取価格
珊瑚(サンゴ)ブローチ
シルバー 20.4g
買取価格 60,000円
珊瑚を査定するポイントでまず重要視されるは、珊瑚の種類です。
珊瑚は大きく分けると4つの種類に分かれます。
最も希少価値が高く、高額査定が付けられるのが「血赤珊瑚」と呼ばれる種類です。色はきれいな赤色をしていますが、赤色の中にも黒みがあり、血の様な色をしているのが特徴です。
「血赤珊瑚」で出来た物は他の種類に比べると査定額が大きく変わります。
次に希少価値が高いと言われているのが「赤珊瑚」です。こちらは「血赤珊瑚」に比べると明るい色合いをしており、見た目は「血赤珊瑚」よりもきれいな明るさをしています。
次が「桃色珊瑚」と呼ばれる種類です。こちらの珊瑚は置物等によく使われています。
置物の場合ですと、大きいものが多いため、「赤珊瑚」に比べるとリーズナブルな価格帯の「桃色珊瑚」でも、高額査定が付くことがあります。
珊瑚の中でもリーズナブルな種類が「白珊瑚」と呼ばれる種類です。こちらはアクセサリーは勿論ですが、置物等にも使われている場合が多くあります。きれいな白色をしており、パールなどと似ているのが特徴です。
今回お客様がお持ちになったブローチはきれいな赤色の中にも黒みが帯びていたため、「血赤珊瑚」としての査定とさせて頂きました。
「血赤珊瑚」は単体ですと色の違いに気づきにくいのですが、「赤珊瑚」と並べて見ることでハッキリと色の違いがわかります。
珊瑚の買取で次に重要視されるのが、商品の状態です。
経年劣化などで、くすみがあったり、傷などがあると、せっかくの「血赤珊瑚」でも査定額がさがってしまいます。
今回の商品は艶などもありとてもきれいな状態でした。
お客様には、相場的な話や種類、状態の話をさせて頂き、買取価格に納得して貰うことができました。
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珊瑚が手に入る主なルーツ
珊瑚買取にお持ちになるお客様に一体どのようなルーツで手元に珊瑚があったのかを聞きましたので紹介していきましょう。
プレゼント
珊瑚は好きな方を除いては自分で購入することは殆ど無いと言っても過言ではありません。
多い理由の1つにプレゼントが挙げられます。
珊瑚には魔除の効果もあると言われているため、大切な方を守ってもらいたいという思いも込めてプレゼントとして渡す方も多くいるようです。
相続
プレゼントと同じくご家族からの相続で手に入ったというお客様も多くいました。
珊瑚アクセサリーなどが特にこの理由で手元に入る事が多く、祖母や母からの相続で手に入ったという方が多くいます。
珊瑚には魔除以外にも「珊瑚=産後」の語呂合わせから、子宝や安産などの効果もあると言われています。江戸時代には嫁に行く娘に子宝を願って母が珊瑚を持たせたという話もあります。
そういった意味も込めて、子供等へ相続をする方も多いようです。
貰い物
プレゼントなどとは違い、昔の人に多くあるのが貰い物です。
特に珊瑚の置物などで、多く受け渡しがあったと言われています。
珊瑚の置物は「赤珊瑚」以外ですと、珊瑚に詳しくない方が見ると珊瑚で出来ていることを知らずにいる人が多くいます。家に昔からある物でも珊瑚で出来ていることを知らずに不必要になったからと言って人にあげたりする事もあったようです。
珊瑚ブローチの魅力
珊瑚のブローチは派手すぎず地味すぎずといった調度良い雰囲気が人気を博しています。
ダイヤモンドなどの他の物に比べ存在感をアピールし過ぎない所が大人の雰囲気を漂わせ、様々なシーンで着用できる使い勝手の良いアイテムです。
自分での購入は勿論ですが、大切な方へのプレゼントとしてもオススメな珊瑚アクセサリーの1つとなっています。
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まとめ
珊瑚には購入した方や知識を付けた方にしかわからない魅力が沢山詰まっています。
珊瑚の利点は不必要になってしまった際にも買取に出すだけの価値があると言うことです。
自分の子供等に相続するにしても、万が一不必要になったり、金銭面で困った際の手助けにもなるというのが利点になります。
ですが、安易に買取と言っても、大切に扱ったり保管をしていないと査定額がさがってしまいます。
珊瑚はとてもナイーブな材質な為、強く擦ったりせず、柔らかい布で優しく拭くようにしましょう。
大切に扱うことでお客様の納得のいく買取価格に近付く事間違いないでしょう。
様々なルーツで手元に入る珊瑚、自分にとっては不必要なものでも、様々な思いが詰まった物です。
買取に出すお店選びを始め、扱い方などをもう一度見つめ直し、少しでも珊瑚の知識をつけてから買取に出すことをオススメします。
それが高価な買取価格への近道となってくるのではないでしょうか。