珊瑚は、人気を集める宝石で販売価格や珊瑚の買取価格が高騰しています。特に中国の投資家を含める海外のユーザーへの人気がとても高いと言われています。
買取に焦点を当てた場合、手入れをしているかどうかというのは、査定額の決める全ての要素とは言えませんが、少なからず額には反映されます。
なので、珊瑚の売却等を狙っている方には、ぜひ手入れを入念にやって頂きたいと思います。
珊瑚の主成分
さて、ここからは手入れをしっかりしていただくために基礎となる知識を記載していこ等思います。
珊瑚や真珠に共通している海の宝石は鉱山から採れる石の宝石とは違い、その主成分は炭酸カルシウムです。
カルシウム成分は汗や熱に弱い特性がありますので実はあまり素肌に珊瑚や真珠のアクセサリーをつけることも良くありません。なので、人肌に直接触れると汗や熱によって珊瑚は変色したり艶がなくなったりしますので使用した後のお手入れはとても重要です。
中でも、特に汗などの酸は水石と呼ばれる海の宝石には基本的には大敵です。
よく真珠や珊瑚のネックレスは素肌ではなくてハイネックなどのセーターやブラウスの上から着けたりするような使い方が望ましいと言われ流のは汗などの酸を避ける目的です。
また、温泉には硫黄によって珊瑚の光沢が失われてしまう可能性があります。温泉やプールなどは海の宝石には大敵ですから珊瑚ジュエリーは必ず外しましょう。仮につけてしまっていた場合には、その後手入れを入念に行い、酸化するのを抑えるようにしましょう。「使用後の手入れ」の徹底が重要です。
珊瑚は深海で生息している生物で空気に触れる硬化して気圧の変化でひび割れが入ったりする事も特徴です。
珊瑚の基本のお手入れ
珊瑚のようなジュエリーの使用後はなるべく早くセーム皮などで珊瑚の表面に付着した汗や皮脂などを拭き取る事が大切です。セーム皮タオルは市販などでも売っていますし、アマゾンなどでも1,000円以内で購入できますのでぜひ1枚は持っておきましょう。
このセーム拭きで使用後の珊瑚に付着した汗等を拭き取りだけでも珊瑚の艶や輝きや光沢が失われません。
また、ふだんより汗を多くかいたときなどは珊瑚を少し湿らせた布で拭き取りその後乾拭きをしてから宝石箱にしまうようにします。特に夏に使用した場合、自分が思っている以上に汗をかいているので注意が必要です。また、冬の時期でも汗は確実にかいていますので、注意しましょう。
珊瑚の薔薇や彫刻の細工がされているものは柔らかく毛足の長いブラシや刷毛などで汚れをきれいにはらいます。
珊瑚には適度な湿度が必要なので保管する場所には乾燥剤などは入れないで珊瑚に限らず宝石類は直射日光に当たらないように宝石箱などに入れて保管する事が大切です。
珊瑚は高温の場所を嫌いますので炎天下の車の中に置いたり暖房器具の近くには置かないように注意しましょう。
珊瑚ジュエリーのPS加工
珊瑚が採れる土佐沖には珊瑚のジュエリーを品質を保つための加工技術工房もあります。
珊瑚を汗や汚れから守ってくれる技術は日常で珊瑚のジュエリーを楽しむならとても安心です
高知サンゴ工房ではこのPS加工を施してもらえます
ネックレスでは12,000円~からブレスレット、ブローチ、指輪、帯留めなどは6,500円~からの加工料金で下地料金と再研磨を含む料金の目安になります。ご自身の大切な珊瑚をコーティングするのもいいかもしれませんね。
自然の温泉現象
珊瑚が生息している海底では温泉が湧くことがありますが湧き出した温泉水に含まれるフッ素を取り込んで成長した珊瑚は耐酸強度が高まります。
この耐酸強度を人工的に加工するために利用した加工法てすが画期的です。
加工前と加工後の珊瑚の宝石的価値は変わりませんので大切なお宝珊瑚ジュエリーを守るなら素敵な方法です。
まとめ
これまで、珊瑚の手入れを中心にご説明してきましたが、いかがでしたか?使用後に毎回手入れを行うということはなかなかハードルが高そうですが、お持ちの高級珊瑚の買取価格や価値を落とさないためにも絶対に必要となりますのでぜひ、メンテナンスをおこなってくださいね。