ダイヤモンドの事をインターネットで検索しようとすると「ダイヤモンドチャート」というフレーズが出てくくるかと思います。
ダイヤモンドを購入する際にこの「ダイヤモンドチャート」は知っていて損のしない情報ですので、なんの事かを紹介していきましょう。
ダイヤモンドインデックスとは?
ダイヤモンドチャートを知る上でまず知って欲しい言葉がこの「ダイヤモンドインデックス」です。
「ダイヤモンドインデックス」とは基準日を100として、ダイヤモンドの相場を表したものを言います。
グレード毎に指数の計算をし、その指数の平均を算出しています。
ダイヤモンドの値段の上がり下がりを判断するのに皆さんが参考にするものです。
ダイヤモンドチャートとは?
では本題の「ダイヤモンドチャート」ですが、これは先に説明した「ダイヤモンドインデックス」よりも更に詳しくダイヤモンドの価格を示したもので、ダイヤモンド価格表をグレード毎に詳しく時系列に並べた表を指します。
ダイヤモンドの価格の平均値よりも更に自分が欲しいグレードのダイヤモンドがどれくらいの値段で変動しているのかが詳しくわかります。
ダイヤモンドは刻々と価格が変動するものです。
その為、タイミングが良ければ多少なりとも安価で購入する事ができます。
急いで購入する理由がないのであれば、「ダイヤモンドチャート」をじっくり観察し、お好みのグレードのダイヤモンドの価格の変動をしっかりと見る事もお気に入りの物を納得のお値段で購入する近道になるのではないでしょうか。
ダイヤモンドの価格を決めているのは誰!?
では、これだけ変動するダイヤモンドの価格は誰が決めているのでしょうか。
ダイヤモンド市場の大手なのが、デビアス社という会社です。この会社が発行するラパポート・レポートという価格表がダイヤモンドの相場の価格表となっています。このレポートは毎週更新されており、取引所やバイヤーなど、96か国、13,000ものダイヤモンド関連業者に配布されており、その全てがこのレポートを参考に価格を決めています。
このデビアス社は、南アフリカにあり、世界のダイヤモンド供給の8割を担っているといわれており、この企業が発表する相場価格が、国際的な基準値になります。
この様に国際的な基準値を決めたり、ダイヤモンドの採掘量を調整することで、暴落を防いだりし、ダイヤモンドの品質と価格の維持をしています。
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ダイヤモンドの色は、どのくらいの種類があるか知ってた?価格も異なるので確認しておきましょう。
ダイヤモンドを賢く購入するには?
ダイヤモンドはラパポート・レポートという価格表がある為、「破格の大安売り」なんて事はまず存在しません。
もし、どこかの店頭でこの看板やチラシを見たら、偽物と疑っても良いくらいダイヤモンドの価格はきちんと設定され管理されています。ですが、購入するお客様の中でも少しでも安く手に入れたいと思う方も多くいると思います。ダイヤモンドを購入する時にまず考えて欲しいのが、「品質重視」か「価格重視」かです。ダイヤモンドには4Cと言われるグレードがあります。4Cとはカラット・カラー・カット・クラリティの4つのCで始まる品質を表す言葉です。
カラットとは重さを表しており、ダイヤモンドの大きさです。カラーは色合いを示していて、無色透明に近ければ近いほど希少価値が高いとされています。カットはダイヤモンドのカット方法です。カットの仕方により、光の入り方等が変わるため、輝き方もかわってきます。最後のクラリティですが、こちらは透明度を表しています。
ダイヤモンドに傷などがあると透明度が落ちるため、傷や欠け、内容物などが無ければ無いほど高いグレードと判断されます。
この4Cの品質チェックで、最高グレードの物と最低グレードの物では同じ1カラットでも価格が大きく変わってきます。
ここで始めに話した「品質重視」か「価格重視」かとなるわけです。
人によってはどんなに効果でも最高グレードの物が欲しいという方もいるでしょう。そういった方は必然的に「品質重視」となります。
人によっては品質は求めないので、少しでも安価に購入したいという方もいるでしょう。そういった方は「価格重視」となります。
どちらが正解で賢いと言うことは全くありません。お客様の考え方や経済的なもので、今買える最高の物を選ぶ事が一番の賢いダイヤモンドの購入方法ではないでしょうか。
まとめ
ダイヤモンドは多くの会社が取引し、市場の流通を管理しています。
ですが、きちんとした価格設定をしている事で、きれいな状態のダイヤモンドを維持し、最高の物をお客様の手元に届くように管理されています。
そんな中でも「安売り」などの言葉に惑わされ偽物を購入してしまう方が後を立ちません。どんな物でもそうかと思いますが、高価な物は高価なりのきれいな品質、安価な物は安価なりの品質という定義は覆すことができません。
それを理解したうえで、ダイヤモンドインデックスやダイヤモンドチャートを参考に自分にとっての最高の物を購入してみてはいかがでしょうか。
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