ダイヤモンドには値段を表す表がいくつか存在します。その一つ一つはダイヤモンドを購入する際にとても重要な役割をしているため、無くてはならないものです。
今回はその、ダイヤモンドの値段を表す表を紹介していきます。
ラパポート・ダイヤモンドレポートとは!?
まず、ダイヤモンドの価格表を知る上で1番メジャーで尚且つ重要なのがこの「ラパポート・ダイヤモンドレポート」と言われる表です。
ダイヤモンドはこれを扱うお店やバイヤーは各国に数えられないほど存在します。その全てのお店が独自にダイヤモンドの金額を設定している訳ではありません。世界基準のこの「ラパポート・ダイヤモンドレポート」という価格表を参考にしています。
これはダイヤモンド業者の大手のデビアス社がダイヤモンドの採掘量や流通を管理しダイヤモンドの相場の価格を月に1度発行しているものです。採掘量や流通等を管理する事でダイヤモンドの値段の暴落を防ぎ、尚且つ、高品質な状態を維持することが出来ています。
ダイヤモンドを購入する際には必ず必要になってくる価格表です。
ダイヤモンドインデックスとは
ダイヤモンドの価格を知る上で次に大切になってくるのが「ダイヤモンドインデックス」です。
「ダイヤモンドインデックス」とは基準日を100として、ダイヤモンドの相場を表したものを言います。
グレード毎に指数の計算をし、その指数の平均を算出しており、ダイヤモンドの値段の上がり下がりを判断するのに参考になるものです。
ダイヤモンドの価格は一定ではなく常に推移しています。このダイヤモンドインデックスを参考にする事で安い時に購入する事も出来るかもしれません。
合わせて読みたい→ダイヤモンドの値段はどう決まる?価格推移から考えてみよう
ダイヤモンドチャートとは
この「ダイヤモンドチャート」とは、「ダイヤモンドインデックス」よりも更に詳しくダイヤモンドの価格を表にしたものです。「ダイヤモンドインデックス」はグレードの平均を算出した物に対して、「ダイヤモンドチャート」はグレード毎の価格の変動を時系列に合わせて表した物です。
自分が欲しいダイヤモンドグレードの価格の推移を調べる事ができます。
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ダイヤモンドの色は、どのくらいの種類があるか知ってた?価格も異なるので確認しておきましょう。
ダイヤモンドのグレードとは?
では「ダイヤモンドチャート」を見る上でダイヤモンドのグレードが大切になってきます。自分が欲しいグレードは何なのか、また、グレードとはなんなのかわからない方へのグレードの説明を致します。
ダイヤモンドのグレードを決めるのに大切なのが4Cと言われるダイヤモンドの品質をチェックする項目です。
4Cとは頭文字がCから始まる言葉を表したものです。
まず一つ目のCは「カラット」です。「カラット」とは重さを表しており、1カラットは0.2gとされています。このカラット数が大きくなればなるほど高価になるといわれています。
次に二つ目のCが「カラー」です。「カラー」とは言葉の通り色合いを表しています。ダイヤモンドは何色かわかりますか?「無色透明」と答える方も多くいますが、実はよく見ると黄色味がかっていたりします。無色透明は最高グレードの物で、殆どが黄色味を帯びている事がほとんどです。
三つ目のCは「カット」です。この「カット」はダイヤモンドのプロポーションを指しています。「カット」の仕方次第で光の入り方や出方が変わり輝き方に影響を与えます。
最後の四つ目が「クラリティ」です。この「クラリティ」とは透明度を表しています。ダイヤモンドは採掘の際に付いた傷や内容物が含まれている場合があります。傷や内容物が無く透明に近いもの程グレードが高くなります。
以上の4Cがダイヤモンドの品質やグレードを決める基準になっており、最高グレードのものと、最低グレードの物では価格が大きく変わります。
グレードが低くても良いから少しでも安くダイヤモンドを購入したいという方もいるでしょうし、金額に糸目は付けないから最高グレードの物が欲しいという方もいるかもしれません。
自分に合ったグレードの物を探してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
ダイヤモンドの価格は常に推移しているということを紹介しました。
それに因んで、ダイヤモンドの価格を表す表はいくつも存在します。店頭に並んでいる値段だけで判断せず、「ラパポート・ダイヤモンドレポート」や「ダイヤモンドインデックス」「ダイヤモンドチャート」など、様々な表を駆使して、少しでも気に入ったダイヤモンドが安く買えるようにチェックしてみるのも面白いのかも知れません。
この様にダイヤモンドは様々なブランドや業者がマナーを守って流通することで、品質の管理への努力がされています。
あなたの手元にくるダイヤモンドも最高の品質を兼ね揃えた物になるでしょう。
ただ購入するのではなく、様々な事情を知って購入する事が購入する際にも買取に出す際にも納得のいく方法になると思います。
また、知識を付けて行くことで、ダイヤモンド選びも楽しくなってくる事間違いないでしょう。
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