珊瑚の置物には魔除けや縁起物といった意味も含まれており、様々な大きさや形の物があります。
一概に「珊瑚の置物」と言っても珊瑚の種類や大きさによって買取価格にも大きく影響します。
実際の買取事例などを元に、どんな物がどんな値段で取り引きされているのかを紹介していきます。
珊瑚買取り事例
珊瑚の買取価格は相場的な物もありますが、商品を実際に見ることで査定のポイントに影響し、価格も変動してきます。
実際の買取事例を元に見ていきましょう。
珊瑚(サンゴ)置物
62g
買取価格20,000円
珊瑚の買取りでまず始めにチェックされるのが、珊瑚の種類です。
珊瑚の種類は大きく分けて4つに分けられ、最も希少価値が高い物と価値が低い物では買取価格に大きな差ができます。
1番希少価値の高いと言われているのは血赤珊瑚と呼ばれる物で、きれいな赤色の中にも黒みの帯びた、血の様な色のした珊瑚です。
珊瑚アクセサリーなどにも良く使われたりもしていますが、置物などにも使われている場合があり、その様な場合には100万円台で取り引きされる事もあります。
次に希少価値が高いと言われているのは赤珊瑚です。血赤珊瑚よりも明るい赤色をしており、こちらも珊瑚アクセサリーなどに疲れることがよくあります。
次が桃色珊瑚で、温かみのある桃色をしています。桃色珊瑚は置物に使われる事が多く、仏像や龍など様々な形に姿を変えます。
最後に最もリーズナブルなのが白珊瑚です。
きれいな白色をしており、アクセサリーから置物まで幅広く使用されています。
今回お客様がお持ちになった商品は桃色珊瑚と白珊瑚の両方を使われている物でした。
置物の形やイメージにもよりますが、桃色珊瑚単体でのしようであった場合など、また査定額に変動があったかもしれません。
次に査定の際に気になる点は珊瑚の大きさです。やはり大きければ大きいほど査定ポイントが高くなります。
今回の商品は62gと、置物にしては小さめの物でした。
状態はとてもよく、持ち主がきれいに保管していた事も伺えため、様々な評価ポイントを参照し買取価格を20,000円とし、お客様にも相場的な話をした上で納得していただきました。
今回何故買取りに出す決心をしたのかをお客様に合わせて質問した所、理由はお持ち頂いたお客様のお爺様が近所の方からプレゼントして頂いたそうですが、お爺様も亡くなられ、プレゼントしてくださった方も亡くなり、家に置いておいても無用の長物となってしまうので、家族で話し合った結果買取りに出す事にしたそうです。
珊瑚の置物やアクセサリーは珊瑚を好きな方を除いては余り自ら購入する事が少なく、人からのプレゼントや相続が多いという事がわかっています。
置物の場合は今回のお客様の様に、家にあったが要らなくなったという理由で買取りに出す方が殆どです。
珊瑚を買取りに出すのは勿体ないと考える方もいるかもしれませんが、要らないと思った際には迷わず買取りに出す事も決して悪いことでなく、また新たな持ち主の所に運ばれるきっかけを作るのも珊瑚にとってはよいことなのかもしれません。
珊瑚を買取りに出す際の注意点
珊瑚が家にあり、不要になったからと言ってどこにでも買取りに出すのは得策では無いと思います。
世の中には様々なプロがおり、珊瑚買取りには珊瑚買取のプロがいます。
やはり、プロは知識にも長けており、大衆向けの中古買取業者よりも細かい査定をしたり、きちんとした査定額を出す確率が高くなります。
中には「とにかくお金になるならいくらでも」と考える方もいるかもしれませんが、巡り巡って自分の所に回ってきた珊瑚です。
納得のいく価格での買取をしてもらう事をオススメ致します。
また、お店が沢山あって何処で買い取って貰えば良いかわからないという方もいるかと思います。
行った店1件で即決するのではなく、何件か周り、1番評価の高い所や、スタッフの信頼性で選んだりする事も良いことです。
現在では様々な悪徳業者がはびこっています。珊瑚業界にも残念ながら、悪徳業者がいます。その様な業者に引っ掛からない為にも、様々なお店の意見を聞いてみてはいかがでしょうか。
それが、納得のいく金額で買い取って貰える近道だと思います。
まとめ
珊瑚の置物は様々なルーツを辿って自分の手元にあります。
無用の長物だからといって知識の無い所に買取りに出してしまうと、その珊瑚自体の評価が下がってしまいます。
大切な方からのプレゼントや、家族からの相続であった場合は尚更、きちんとしたお店に買取りに出すことをオススメ致します。
珊瑚も生き物ですので、思いを込めて扱ったり、保管したり手入れする事で、輝きを増し、お客様の納得のいく価格が付くこと間違いなしです。
もし、手元に珊瑚があったらそう接してみてください。