珊瑚の置物は種類にもよりますが、大きいものが多いため高価買取査定になる事が多いです。
そんな置物の中でも特に人気なのが原木です。
原木は神秘的な形から人気を集め、マニアには特に人気の物となっています。
今回はそんな珊瑚の原木の買取り査定を紹介していきましょう。
珊瑚原木の買取り事例
まずは実際の買取り事例を元にいくらぐらいの査定が着くかなどを紹介していきましょう。
珊瑚(サンゴ)原木
800g
Sガイ 500円
買取価格 400,000円
こちらの商品は買取に持ってこられたお客様が祖父の方から相続されたものだそうです。
家の家財整理をしていた際に場所を取ることから買取に出す決心をしたそうです。
珊瑚置物の買取の際にまず重要なのは珊瑚の種類です。
希少な順から血赤珊瑚→赤珊瑚→桃色珊瑚→白珊瑚となっており、血赤珊瑚と白珊瑚では買取価格に大きな差がつきます。
血赤珊瑚はきれいな赤色の中にも黒みがあり、血の色に似ていることからそう呼ばれる様になりました。
血赤珊瑚と赤珊瑚では、それぞれ単体で見ると色の違いが分からないこともありますが、並べて見ると色の違いがハッキリわかります。
今回の商品は見た目からもすぐに分かるように白珊瑚の査定となりました。
次に珊瑚の買取で重要視されるのは大きさです。
当たり前な事ではありますが、大きければ大きいほど金額が大きくなって行きます。
今回の商品は800gととても大きいもので、金額は高くなる事が予想されていました。
更に置物の場合ですと形にも査定が影響してきます。
置物で多いのは仏像や龍などです。勿論それらの物も人気は高いのですが、原木の形はマニアの中にも人気があり、査定額が高騰する場合もあります。
それらの事を踏まえて、今回の商品は400,000円の査定額がつき、お客様にも商品の説明と相場的な話をさせて貰った上で納得をして頂きました。
今回の商品は、大きさが文句無しの大きさであったため、もし赤珊瑚や血赤珊瑚であれば数百万円台での取引も有り得るものでした。それだけ、珊瑚の種類とは買取査定に大きく関わってくることがわかります。
家にある置物が珊瑚かわからない!?見極めるポイントは?
今回の原木の様に見ただけで珊瑚で作られている…とわかるものもありますが、仏像の置物などは、珊瑚に詳しい方でない限り木で出来ているのでは?と勘違いする方もいます。
では、どうやって見極めるかというと、まずは色です。
珊瑚には赤、桃、白と種類がある事を伝えました。置物で多く使われるのは桃色珊瑚で、一見すると木の色と勘違いする方もいますが、木以上に艶があるのが置物を見た場合にわかるかと思います。
それ以外に赤色であった場合はほぼ間違いなく赤珊瑚と思ってもいいのかもしれません。
ですが、経年劣化での変色等が伴った場合には判断する事が難しくなるために、恥ずかしがることなく専門の買取業者のスタッフに判断してもらうのが得策と言えます。
珊瑚置物の手入れ方法や保管方法は!?
珊瑚の置物は保管方法や手入れ方法に応じて品質が変わってきますので、どういった方法で手入れや保管をしたら良いのかを説明しましょう。
ケースに入れて保管
まず第一に保管方法として徹底したいのが、ケースにいれての保管です。
珊瑚はとてもナイーブな材質ですので、ちょっとした衝撃や熱などで傷が付いたり変色したりしてしまいます。
ケースに入れ、きれいな状態で保管をするように心がけましょう。
どうしてもケースが無い場合には、ホームセンターなどでもインテリアケースが購入できるため、サイズの合ったものを購入し、珊瑚を入れるようオススメします。
柔らかい布で拭く
珊瑚はナイーブな材質だというお話はさせて貰いました。
置物はケースに入れていた場合でも多少のホコリは付いてしまいます。
尚且つ経年劣化もあり、放っておくと変色の原因になってしまいます。
その様な場合は柔らかい布で拭く様にし、拭く時も力を入れすぎずに優しく拭くように心がけましょう。
珊瑚はダイヤモンドなどの鉱物とは違い、強く磨けば輝きが増す…というものではありません。
大切だからこそ、優しく丁寧に拭くことが大切となってきます。
いつも状態を確認する
置物となると好きな人でない限り、毎日眺めるという事は少ないかと思います。
ですが、珊瑚も生き物であったため、状態を確認する必要があります。
出来るなら毎日珊瑚の状態をチェックし、ちょっとした汚れ等があれば拭いたり、傷などが無いかのチェックをする事をオススメします。
大切な珊瑚がどういう状態かを把握する事が買取り査定に出す際に納得した値段を付けてもらえる近道になるのではないでしょうか。
まとめ
珊瑚に関しては、正直元々興味がある人以外は、相続やプレゼントで手に入れる以外、触れることの無いものかもしれません。
ですが、買取に出す際に様々な説明を受け、珊瑚への興味を持つ方もいます。
珊瑚には触れた人にしかわからない魅力や美しさがあるのも事実です。
もし、相続されたり、プレゼントされた場合や、家にあったものを買取に出す際にはそれを良いきっかけとし、珊瑚に触れ合ってみてはいかがでしょうか。
珊瑚の魅力にハマり、素敵な輝きを求めてみる事をオススメ致します。