「珊瑚買取」の文字を目にしてもイマイチ珊瑚の買取に対しての理解が少ないせいか行動に移さなかったりする方が多くいます。
珊瑚リングは縁の無いようで実は身近な話の場合がよくあり、更に、それを買取に出した場合思ってもいない金額がついたりする事もあるので、実際の買取事例を紹介しがら紐解いていきましょう。
そもそも珊瑚リングって何?
珊瑚リングと一言で言っても知識の無い方にとってみたら、一体どんな物かと悩む人もいることでしょう。
そもそも珊瑚とはエメラルドやダイヤモンドなどの鉱物でできた宝石と違い、生物的なものです。そのため、長い年月をかけて作られた自然界で生き抜いた物なので、成長の過程が見える同心円状縞目模様や細かい平行な線が珊瑚には見られます。
そして、珊瑚リングの一番の特徴は色によって4種類に分けられる事です。
その色に寄っても購入の際や買取のさいに値段の差がついてきます。
一番希少とされているのが「血赤珊瑚」と呼ばれている珊瑚で、赤い中にも黒みがあり、血のような色合いの珊瑚です。次に「赤珊瑚」で、きれいな赤色をした珊瑚です。
この二つの種類が特に希少となっており、それ以外には「桃色珊瑚」や「白珊瑚」と希少さが薄れてきます。
希少さが薄れるからといって買わない…のではなく、人によって好きな色も違えば、珊瑚リングを購入する資金も変わってきます。
希少なのが良いというわけでなく、一番気に入った物を購入するのが大事になってきます。
実際の買取依頼品を紹介
様々な珊瑚リングが市場にも出回ってる中で、実際どの様な物がどれくらいの値段で買取査定をされているのかは気になる所かと思います。
では、実際に買取に出されたお客様の商品を例に出して紹介していきましょう。
商品名
珊瑚(サンゴ)リング
K18 7.5g
直径 12mm
S 20,000円
買取価格 40,000円
買取に出された理由
お客様にこの商品は自分で購入したのが聞いたところ、昔お付き合いをしていた方からのプレゼントだという話を聞きました。
付き合っている時は頻繁に使用していたそうですが、別れてからは段々と使用する事も減り、押し入れの奥に閉まっていたのを片付けをしている時に発見し、買取に出す決心をしたそうです。
買取査定のポイント
珊瑚の査定ポイントの中で重要視されるのは珊瑚の種類と色合い、大きさとなります。
珊瑚の種類などの前に1番大切になるのが保管方法です。
珊瑚は熱に弱く、衝撃にも弱くとてもナイーブな材質です。保管方法を間違えると色があせたり傷ついたりと、珊瑚の査定額を下げる要因になってしいます。
今回お客様が持ってこられた珊瑚はきれいにケースに保管してあり大きな傷や色あせもなくとてもきれいなものでした。
次に珊瑚の種類の話はすでにさて貰いましたが、中でも「血赤珊瑚」は高価に買取されます。他にも白珊瑚などを赤色に着色した物も多くあり、着色されたものは査定額がさがってしまいます。
今回お客様がお持ちした珊瑚はきれいな赤色で着色した後がなく、純粋な「赤珊瑚」でしたが、「血赤」とまでは行かず「赤珊瑚」としての査定になりました。
次に大きさですが、真円で10mm以上の物は希少とされており、今回お客様が持ち込まれた珊瑚リングの大きさは12mmだったので、希少な部類の物と判断されました。お客様には13mm以上あれば更に希少で値段は跳ね上がったという話もさせて貰いました。
カットはボール型の真円が一番評価が高く、次に楕円形のカボションカット次がドロップカット、あとその他のカットになるにつれ評価額も下がっていきます。
お客様の珊瑚リングはきれいな真円をしていたので、査定額の引き上げに繋がりました。
それらを査定し、珊瑚の値段を40,000円の査定となりました。
お客様には相場的な話もさせてもらい納得をしてもらいました。
珊瑚リングを手に入れる主な理由は?
珊瑚リングを手に入れる理由にはいくつかありますので、紹介していきましょう。
これを知ることにより、持ってないと思い込んでる人でも自宅を探したら珊瑚リングが出てくる可能性があります、
家族の相続
多い理由の一つに家族からの相続が挙げられます。
お母様や、お婆様からの相続で手に入れる方も多く、大切にしていたけど使用する事が無かったり、金銭的に困ってという理由で買取に出される方もいます。
御本人に見覚えが無くても、お母様がお婆様から相続しているのを大切に保管している場合もあります。
昔付き合っていた方からのプレゼント
次に多い理由が昔付き合っていた方からのプレゼントです。
別れることになってしまい、捨てるのも勿体なく、思い出として大切に保管されている方も多くいます。
珊瑚リングの場合、輝きや重さから知識が無くとも別れを理由に処分される事は無く、大切に保管されている方が多くいます。
こちらも相続の時と一緒で親族の方が押し入れの奥等に大切に保管してる場合があります。
自分で購入した
珊瑚リングの場合、残念ながら自分で購入される方が手に入れる理由の中で少ないものとなってしまいます。
年配の方であれば自分で購入する方もいるのですが、若い年代ですとかなり少なくなります。
理由の一つとして挙げられるのが、色合いではないでしょうか。
ダイヤ等と比べ、珊瑚の場合は輝きと言うよりも色合いが大切になります。
キラキラと光り輝く装飾品の方が若い方には高級なイメージや目立つきっかけになると考えられる事が多いのではないでしょうか。
珊瑚を買取に出す際の注意点は?
珊瑚リングの買取を依頼するにあたり一番気をつけなければならないのが、信用できるお店に出会えるかだと思います。
近年様々なお店で「悪徳業者」という言葉を耳にします。
珊瑚リングの買取店でも「悪徳業者」が無いとは言い切れないのが実情です。
では、どうやって「悪徳業者」と見分けるかですが、まず一番重要なのが、お客様自身も少なからず珊瑚リングへの知識を深めることです。
「悪徳業者」の多くは無知なお客様を食い物にし、大切な財産を奪ってしまいます。
少しでも知識を身につける事により、「騙せない客」という認識をさせる事ができます。
プロ並みの知識まで無理に付ける必要はありませんが、お客様の大切な商品を買取に出すのですから、最低限の知識を付けるようにすることで納得のいく査定額に近づけるのではないでしょうか。
まとめ
珊瑚リングの買取依頼を出す際には怖がる必要は無く、まずはお店に持って行き、査定額を出してもらう事が大切なのではないでしょうか。
ちょっとした知識を付けても、プロの目とお客様の目ではどうしても違いが出てきてしまいます。
1度見てもらって、話を聞いたり知識を付ける中でプロの目とお客様の目の差を埋めていき、納得の行く金額の差を縮めていく事が大切です。
どんな品物でもやはり買取に出すのであれば高額で買い取って貰うに越したことはありません。
ですが、無知識で無鉄砲な金額を期待するよりも、お客様自身が少しでも知識をつけて、現実味のある金額を期待する事をオススメいたします。
まず迷ったらお店に査定に出してもらい、相場的な話などを吟味した上で買取に出すかどうかを検討してください。
どんな商品であれ、お客様の大切な物に変わりはありません。
大切な物が納得のいくお値段になるサポートを心がけていきますのでお待ちしております。