誕生石やお祝い事などで贈られることの多い珊瑚で出来た宝石。大事に使ってきたものだから賢く売りたいと思いますよね。珊瑚の性質やお手入れの方法など正しく理解していれば、通常よりも高く売る事が出来ます。中には粗悪なものを掴まされて全く価値の無いものもあります。
しっかりと赤珊瑚の性質を理解して悪質業者に引っかからないようにしていきましょう。それでは赤珊瑚を使ったネックレスについて正しく売り抜ける方法を紹介したいと思います。
1.赤珊瑚とは
赤珊瑚は珊瑚の中でも宝石珊瑚と呼ばれる特殊な珊瑚になっています。宝石珊瑚は普通の珊瑚とは違って深い海の静かな海底でゆっくりと育っていきます。赤珊瑚は100m~200m程の深さで生息していて、口の周りに6本の触手がある六放サンゴと呼ばれている生き物になります。
生き物なので目に見えないほど小さな微生物を食べて、1cm育つだけでも数十年も掛かると言われています。海底の岩などに根付き扇状の形をして成長していくのが特徴となっています。1mの大きさに育っている赤珊瑚をみつけるのは大変難しく年々その数を減らしています。
宝石珊瑚とは
宝石珊瑚と呼ばれるのもは、限られた海でしか育つ事が出来ません。その中でも赤珊瑚は大変貴重な生き物で、地中海や日本の近海でしか取る事が出来ないのです。そして地中海で取れる赤珊瑚と比べて、硬さも違ければ色合いも変わってきます。
日本の近海でしか取れない赤珊瑚は「フ」という独特の模様を持っています。そのフがある事が日本の赤珊瑚の証となります。日本産の珊瑚は世界的にも価値を認められていて、赤珊瑚の中でトップクラスの価値がると位置づけられています。そして赤珊瑚を使った指輪やネックレスは大変人気のあるものとして全世界で取引をされています。
赤珊瑚ネックレスの価値・相場
ネックレスは男女問わず老若男女どんな場面や服装にも合わせることの出来るおしゃれの必需品となっています。その形はさまざまな形が存在していて、チェーンで出来ているものや紐で出来ているもの、真珠を繋げたものや珊瑚を繋げたものなど簡単に作れるものから手間ひまかけて作る高級品が存在します。
そして珊瑚を使ったネックレスは加工する事も難しく手入れを忘れてしまうと価値を落としてしまう大変デリケートな物となっています。その中でも赤珊瑚を使用したネックレスは、加工する大きさや品質にも大きく作用しますが常に高い価値の水準で取引されています。世の中に出回っている数も大変少なくなっており誰もが欲しがるアイテムとなっています。
宝石珊瑚のネックレスにはさまざまな種類が存在していて色や珊瑚の形など、使う人を想定して加工されています。主に赤珊瑚を使うネックレスの場合は丸球に加工されたシンプルな形が人気があります。数珠のネックレスの一球一球に価値がありネックレスを落としてしまい傷が付いてしまっても、他の球の価値は下がりません。
通常の赤珊瑚を使ったネックレスの相場は50万円~数百万まで値段が跳ね上がります。そして赤珊瑚の中でも最高級品である血赤珊瑚を使ったネックレスは、過去に中国の大富豪が1000万円以上で落札した事があります。それだけ希少な存在である赤珊瑚は各国の富豪達に高値で取引されているのです。
赤珊瑚ネックレスはどのくらいで買取ってくれるの?
赤珊瑚の加工されている形や、大きさ、色合いなどさまざまな評価基準を元に価格が変動していきます。評価基準を大きく分けると色合いが限りなく赤い色をしていて、その中でも赤黒く深みのある色になっていくと価値が上がるとされています。
そして珊瑚の大きさは海から取れる珊瑚の大きさに比例していて、採取した原木が大きく育っていなければネックレスの一球も大きくなる事はありません。4ミリから6㎜ほどが標準とされているので、それ以上の大きさに育っていると価値のあるものとされています。
またどこの海で取れた赤珊瑚なのかも大きく価格に作用します。日本産の証である「フ」が見る事が出来れば価値の高いものとして証明されます。そして赤珊瑚は保存状態にも大きく左右されて、色合いや大きさなど最高ランクの赤珊瑚であったとしても価値を落としてしまう事があります。すべての条件をクリアする事が出来ていれば価格はどんどん高くなるでしょう。
珊瑚にヒビが入っていても売れるの?
大切に保管していた珊瑚にヒビが入ってしまっている事があります。ヒビの大きさやヒビの深さにもよりますが高値で売れる事があります。ルーペなどでじっくりと見ないとわからないようなヒビは、キレイに磨き上げてヒビを目立たなくする事が出来ます。それ以上のヒビになってしまうと酸に溶かして一回り小さな珊瑚に加工してみないとヒビの深さを測る事が出来ません。
赤珊瑚は大変貴重な資源なので、なるべくヒビが付いていない場所は残さなければいけません。丸球で加工されている珊瑚の場合楕円形に加工されるか、いびつな形に加工されて再利用される事があります。保存方法をしっかりと身に付けておくことで大切な赤珊瑚のネックレスをヒビから守る事が出来ます。
湿度や紫外線などで簡単にヒビが入ってしまうので、使用後は柔らかい布などでキレイに拭取り、なるべく空気に触れさせないようにして珊瑚を保管しましょう。珊瑚は大変デリケートなものだと理解しておく事で大切に使う事が出来ます。
珊瑚を売る前に気をつけるポイント
赤珊瑚のネックレスを少しでも高く売るためには日ごろのメンテナンスが大事です。少しでも買った状態と同じ状態で保管する事が出来れば同価値で売る事が出来たり、価格が上がり続けている今ならばそれ以上の価値で売る事が出来るかもしれません。
偽物
人気記事の『”悪徳業者に騙されないで‼︎”偽物珊瑚の見分け方はたったコレだけ』にも書いてありますが、赤珊瑚が大変価値がある事は、珊瑚を扱った事がある人には当たり前の事として知られています。なので、中には赤珊瑚を利用して悪い事をする人が増えています。安い珊瑚を使いその周りに赤い樹脂をコーティングしただけの代物やプラスチックやガラスなどで出来た赤珊瑚があります。どれも全くの偽物なので全く価値がありません。
天然の赤珊瑚を見分けるためにはルーペなどを使い珊瑚の表面をよく観察する事が大事です。赤珊瑚は生き物なので成長の過程が見える同心円状縞目模様や細かい平行な線が見えるのです。つまりその線が見えなければ偽物の可能性が充分にあります。また触ったときの感触や熱を加えて表面がベタベタするようなら偽物と疑った方がいいでしょう。赤珊瑚のネックレスは大変に人気のあるものなので偽物の流通が激しくなっています。
悪徳業者
すべてのランクが高くて火の打ち所のない最高級の赤珊瑚のネックレスを売りに持っていったとしても、安い値段で買い取ろうとする業者は残念ながら沢山います。そういった業者に当たらないためにも一つのお店で売る事はやめましょう。
大変な労力かも知れませんが、何社も見積を出してもらって複数社の価値の鑑定を出してもらった方が高く売る事が出来ます。実際にお店に持って行く事もいいのですが、インターネットの比較サイトで赤珊瑚の見積を取る事が出来ます。その中で納得の行くお店を見つける事が出来れば満足の行く値段で売る事が出来ますね。
『珊瑚買取ノウハウのすべて。偽物に騙されず、高く売る方法とは』
まとめ
赤珊瑚のネックレスは女性はもちろんの事、男性がさりげなく身に付けるのもかっこいいですよね。その大切に愛用していた赤珊瑚のネックレスを少しでも高く売りたい気持ちは誰でも同じです。価値が上がるに連れて、悪い事をたくらむ人もどんどん増えているのが現状です。
賢く売るためにも赤珊瑚の知識を身に付けて、一社でも多く見積を取るようにしましょう。ちょっとした努力で想像していた値段よりも数万円も高く売る事が出来るかもしれません。
>>>珊瑚買取はこちらから