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エメラルドの高価買取・査定ならラフテルにお任せください!エメラルドの買取実績から買取基準、豆知識まで詳しくご紹介します - 買取のラフテル
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使わなくなったエメラルドはありませんか? ラフテルではエメラルド一つ一つを確かな目で鑑定いたします。査定料・鑑定料は無料ですのでぜひお気軽にお問い合わせください。
エメラルドについて
エメラルドはダイヤモンド、ルビー、サファイアと並ぶ世界四大宝石の一つとして古くから人々に愛されてきた宝石です。その鮮やかな緑色は多くの人を魅了し、「愛の石」とも呼ばれ、石言葉には「愛」「幸福」「幸運」「希望」「安定」「知性」「未来」などがあります。5月の誕生石としても知られており、結婚55周年を祝う「エメラルド婚式」の記念宝石としても選ばれています。
エメラルドはベリル(緑柱石)という鉱物の一種で、その美しい緑色はクロムやバナジウムという元素によって生み出されています。淡い緑色から深い緑色までさまざまな色合いがありますが、透明感のある深緑色のものが特に高い評価を受けています。
By thisisbossi – https://www.flickr.com/photos/thisisbossi/3526711557/in/photostream/, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10257070
買取について
ラフテルでは以下のようなエメラルドの買取を行っております。
- ルース(裸石)のエメラルド
- エメラルドの指輪、ネックレス、ピアスなどのジュエリー
- エメラルドを使用したアンティークジュエリー
- 原石のエメラルド
- エメラルドとその他の宝石を組み合わせたジュエリー
どのような状態のエメラルドでも、まずはお気軽にご相談ください。専門鑑定士が丁寧に査定いたします。

エメラルド タイピン
pt850 k14wg 16.3g 0.40ct 0.47ct買取価格
110,000円

エメラルド リング
0.76ct/D0.27ct Pt900 8.2g買取価格
81,500円

エメラルド リング
pt900 8.3g 0.62ct 0.87ct買取価格
93,500円

エメラルド リング
pt900 15g 7.31ct 0.39ct買取価格
121,000円
エメラルドの化学的特徴
エメラルドの化学的・物理的特性は以下の通りです。

- 分類:ベリル(緑柱石)の一種
- 化学組成:Be₃Al₂Si₆O₁₈(ベリリウムアルミニウムケイ酸塩)
- 形成:クロムやバナジウムを含む環境で形成
- 屈折率:1.577~1.583
- 結晶系:六方晶系
- モース硬度:7.5~8.0
- 比重:2.65~2.78
- 光沢:ガラス光沢
- 色:鮮やかな緑色(濃淡あり)
エメラルドは硬度こそ高いものの、内包物(インクルージョン)が多く、内部に特有の傷を抱えているために衝撃に弱いという特性があります。そのため、日常での取り扱いには注意が必要です。
鉱物名について
エメラルドは鉱物学的にはベリル(緑柱石)という鉱物に分類されます。ベリルにはエメラルド以外にも、アクアマリンやモルガナイト、ヘリオドールなどがあり、これらは含まれる微量元素の違いによって色が異なります。エメラルドの場合は、クロムやバナジウムが含まれることで美しい緑色を呈(てい)します。
エメラルドの名前の由来

エメラルドの名前はサンスクリット語で「緑色の石」を意味する「スマラカタ」に由来しています。それがギリシャ語で「スマラグドス」、ラテン語で「スマラグダス」へと変化し、さらに「スマラルダス」となり、古フランス語で「エスメラルド」となって、現在の「エメラルド」という呼称になったとされています。
日本語では「翠玉(すいぎょく)」や「緑玉(りょくぎょく)」とも呼ばれています。
エメラルドの産地
エメラルドは世界中のさまざまな地域で産出されていますが、主な産地としてはコロンビア、ザンビア、ブラジル、アフガニスタン、パキスタンなどが挙げられます。なかでもコロンビアは世界最大の産出国で、世界のエメラルドの約60%を供給しています。

By Aurelienreys – Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32491325
エメラルドの特徴
エメラルドの最大の特徴はその美しい緑色です。色の濃淡はありますが、鮮やかで深みのある緑色が最も価値が高いとされています。また、エメラルドには独特の内包物(インクルージョン)があることが多く、これはフランス語で「jardin(庭)」と呼ばれています。これは内包物が庭のように見えることから名付けられました。
エメラルドは天然には良質の石がほとんど産出しないため、多少のキズや内包物があっても宝石として流通しています。そのため、オイルや天然樹脂などによる含浸処理(エンハンスメント)が施されることがほとんどです。この処理はキズや内包物を目立たなくし、石の耐久性を高める効果があります。
また、エメラルドは色彩心理学的にも興味深い特性を持っています。エメラルドグリーンは目に優しく、リラックス効果があるとされています。緑色は副交感神経に働きかけ、疲労を和らげる効果があるとも言われています。

By Paweł Maliszczak [hardleo.com] – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=65055213
エメラルドの種類
エメラルドにはいくつかの種類や特殊な現象を示すものがあります。

一般的なエメラルド
クロムやバナジウムにより緑色を呈するベリルのことを指します。

トラピッチェ・エメラルド
放射状のパターンが見られる非常に珍しいエメラルドで、産出量は全エメラルドの中で1%以下とされています。
画像引用 wiki
By Luciana Barbosa, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=50318371

エメラルド・キャッツアイ
光を当てると一筋の線が見え、キャッツアイ(猫の目)のように見える稀少なエメラルドです。

スターエメラルド
スター効果(星状の光の筋)が現れる非常に珍しいエメラルドです。
また、合成エメラルドも存在します。フラックス法や水熱合成法により作られ、天然のエメラルドに非常に似た外観を持ちますが、内包物のパターンなどから鑑別することができます。
エメラルドのカットの種類と特徴
エメラルドにはさまざまなカットがありますが、代表的なものをご紹介します。

エメラルドカット
最も一般的なカットで、長方形で角が切り落とされた形状です。階段状にカットされており、エメラルドの色の美しさを最大限に引き出します。このカットはエメラルドに由来していますが、現在では他の宝石にも用いられています。
エメラルドカットが生まれた背景には、エメラルドの特性が深く関わっています。エメラルドは内包物が多く衝撃に弱いため、角を減らして傷がつきにくい形状が求められました。また、エメラルドは六角柱状の結晶として産出されることが多く、この結晶形状から最も効率よく宝石を切り出すためにも、長方形のカットが適していました。さらに、エメラルドは光の反射よりも色の美しさが重視されるため、色を広く美しく見せることができる階段状のカットが採用されたのです。

オーバルカット
楕円形のカットで、指に装着した際に指を長く見せる効果があります。エメラルドの色合いを美しく見せながら、衝撃に弱いエメラルドの欠点を補う形状です。角がないため欠けにくく、エメラルドの耐久性を高める効果もあります。特に指輪に用いられる場合、日常使いに適しているとされています。

マーキスカット
両端が尖った楕円形のカットで、エレガントな印象を与えます。エメラルドの色の美しさを引き立てながら、指を細長く見せる効果があります。このカットは18世紀にフランスのルイ15世がポンパドゥール夫人の唇の形に似せて作らせたことに由来するという説もあります。エメラルドに施された場合、独特の華やかさと気品を演出します。

カボションカット
上部が丸く、底が平らなドーム状のカットです。透明度が低いエメラルドや、キャッツアイ効果を持つエメラルドに用いられることが多いです。このカットは最も古いカット方法の一つで、古代や中世のエメラルドジュエリーにもよく見られます。表面を磨き上げることでエメラルドの色の深みを引き出し、内包物を目立たなくする効果があります。

プリンセスカット
正方形または長方形の形状で、底面から見ると十字型のファセットパターンを持つカットです。比較的新しいカット方法で、現代的で洗練された印象を与えます。エメラルドに施された場合、独特の幾何学的な美しさを演出します。

ペアシェイプカット
洋梨の形に似たカットで、片方が丸く、もう片方が尖った形状です。エレガントで女性的な印象を与え、特にペンダントやイヤリングのデザインに適しています。エメラルドの美しい色を引き立てながら、柔らかな印象を与えることができます。
エメラルドの査定のポイント
エメラルドの買取価格を決定する主な要素は以下の通りです。
カラー(色)
エメラルドの最も重要な価値基準は色です。鮮やかで濃い緑色、特にやや青みがかった緑色(ブルーイッシュグリーン)が最も高く評価されるといわれています。しかし、あまりに濃すぎる場合や、黄色みが強すぎる場合は評価が下がります。
色の評価において重要なのは、色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Brightness)の3要素です。エメラルドの場合、純粋な緑色から若干青みがかった緑色が理想的な色相とされています。彩度については、鮮やかで強い色合いが好まれます。明度については中程度から明るめの色調が最も価値が高く、暗すぎると石の魅力が失われ、明るすぎると色が薄く見えてしまいます。
コロンビア産の最高級エメラルドは、「ムゾーグリーン」と呼ばれる理想的な緑色を持ち、こちらも市場での基準となっています。この色合いは新鮮な若葉のような生き生きとした緑色で、わずかに青みを帯びています。
クラリティ(透明度)
エメラルドは内包物が多いことが一般的ですが、透明度が高いほど価値が高くなります。ただし、天然のエメラルドに内包物がまったくないということはほぼありません。「三相インクルージョン」と呼ばれる特殊な内包物がある場合は、天然石の証明となり、価値が高くなることもあります。
三相インクルージョンとは、液体、気体、固体の3つの相が同時に存在する内包物のことで、天然のエメラルドにのみ見られる特徴です。特にコロンビア産エメラルドに多く見られ、鑑定の際の重要な指標となります。
また、内包物の位置や目立ち方も重要です。テーブル(上面)に大きな内包物がある場合は価値が下がりますが、側面や底部に内包物がある場合は、適切なセッティングによって隠すことができるため、比較的評価への影響は少なくなります。
カット(研磨)
エメラルドは通常「エメラルドカット」と呼ばれる長方形の階段状カットが施されることが多いです。これはエメラルドの耐久性を高め、色をより美しく見せるためのものです。その他にもオーバルカットやマーキスカットなどがあります。
良質なカットは、エメラルドの色を最大限に引き出し、内包物を目立たなくする効果があります。カットの評価では、プロポーション(比率)、対称性、研磨の仕上がりなどが重要です。特に、テーブル(上面)の大きさとパビリオン(底部)の深さのバランスが適切であるかどうかが重要な要素となります。
カラット(重量)
エメラルドは大きいサイズになるほど希少価値が高まります。同じ品質であれば、カラット数が大きいほど高価になります。
特に5カラット以上の良質なエメラルドは非常に希少で、市場での需要も高いため、高額で取引されます。ただし、カラット数だけでなく、上記の色や透明度、カットの品質との総合的なバランスが最終的な価値を決定します。
産地
産地によっても価値が変わります。コロンビア産(特にムゾ―鉱山)の良質なエメラルドは最も高く評価される傾向があります。
コロンビアのムゾー鉱山、チボール鉱山、コスケス鉱山などで産出されるエメラルドは、その深い緑色と高い透明度で知られています。次いでザンビア産が高く評価され、ブラジル産、アフガニスタン産、パキスタン産などが続きます。
産地の証明がある場合(原産地証明書など)は、買取価格にプラスの影響を与えることがあります。
処理の有無と程度
エメラルドにはオイルや樹脂による含浸処理が一般的ですが、処理の程度が少ないほど価値は高くなります。「ノーオイル」と呼ばれる無処理のエメラルドは非常に希少で高価です。
含浸処理には、伝統的なシダーウッドオイルによるものから、現代的な合成樹脂によるものまでさまざまな方法があります。処理の程度は「微量」「軽度」「中程度」「多量」などと評価され、処理が少ないほど価値は高くなります。処理が多いほど、経年劣化も激しくなる傾向があります。
信頼できる宝石鑑別機関による鑑別書がある場合、処理の有無や程度が明記されていることが多く、これも買取価格に影響します。
まとめ
エメラルドは、その鮮やかな緑色と長い歴史から、多くの人々に愛されてきた宝石です。ダイヤモンド、ルビー、サファイアと並ぶ四大宝石の一つとして、高い価値を持っています。
エメラルドは内包物が多く、処理が施されていることが一般的ですが、それぞれのエメラルドが持つ個性や魅力を正確に評価いたします。特に良質なコロンビア産エメラルドや、希少なトラピッチェ・エメラルド、処理の少ないエメラルドなどは、高価買取の対象となります。
また、エメラルドを含むジュエリーの場合は、デザインや製造元(ブランド)、使用されている金属の種類なども価格に影響します。アンティークジュエリーや有名ブランドのジュエリーは、エメラルド自体の価値に加えて、歴史的・芸術的価値も評価の対象となります。
買取をご希望の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。専門の鑑定士が、丁寧かつ正確に査定させていただきます。査定料・鑑定料は無料ですので、ご安心してご利用いただけます。また、出張買取や宅配買取も承っておりますので、ご都合に合わせてご利用ください。